皆さんこんにちは。管理人です。
今週は昨日行われた秋の初戦、抱一龕杯の報告です!
横浜抱一龕道場は横浜中央支部といい、日本空手協会設立に尽力された初代主席師範の中山先生が設立された道場に由縁する道場です。
抱一龕杯はこちらの道場が主催する大会という事で今年もお邪魔させて頂きました。
開催場所は横浜市の六ッ川台小学校、その体育館に選手から保護者までが集まる為、大きな大会ではアリーナは選手と関係者以外立入禁止というのが一般的ですが、この大会では父兄が非常に近くで観戦のできるのが特徴となっております。
またこの大会、学年別ではあるのですが、基本的に男女一緒の組み分けなので、学年によっては成長の早い背の高い女の子vs小柄な男の子・・・なんていう対決も見られます。
肝心の試合の様子ですが、2コート分を手分けして撮影していたので、ブログ素材は取り敢えず私のカメラ分のみとなっております。もうひとコートの写真は、道場内で共有をしていますので、そちらでご覧ください。
最初は団体形です。尚志館からは2チームが参戦しました。
形はそれぞれ抜塞大と慈恩。試合の結果は記事の後半に纏めてありますが、朝一発目のプログラムという事で、全体的にちょっと固かったかな・・・?
まぁ、慣れない会場でいきなりって言われたら緊張するよね。
続いて個人形ですが、これが試合初経験という子もいましたね。
やっぱり全体的に緊張した面持ち。悪くはないけど、何となく固いっていうか、ぎこちない感じの試合が多かった気がします。私もだけど。
試合には慣れも必要だと思うけど、そもそもオジサン的には毎週の稽古もこういう顔つきで臨むべきだと思うんだな~。本番も普段の稽古以上の力は発揮できないって言うしね。
本番にメチャクチャ強い子もいるけど、そういう子は稽古もメチャクチャ積んでます。
練習は裏切らないとも言うし、最近はお父さんたちも一般部で参加して、後ろで鬼のような顔をして稽古してるんだから、子供達もそんな背中を見習わないとね。
ちなみに管理人がお父さんたちで呑んでると、
「移動基本で子供たちを背にしてやる時はお手本にならないと・・・って緊張するよね」
っていう声も聞こえてきます。
一般部も自分だけじゃなくてみんなが強くなるために、背中で語ってるんだなぁ。
嗚呼・・・何か昭和っていうか、これぞ武道っていうか・・・いいよねこういうの。(笑)
あとは、形の最中に間違えたり、思うように出来なくても決して最後まで諦めない事。
確かに間違えたらほぼ負け確定ですが、相手だって間違えるかも知れない。
間違えると目線が下がったり、急に形が雑になっちゃう子もいるけど、判定までは諦めずに全力で形を演じようね。
ちなみに管理人は、途中で膝を捻ってグラつくとかそういうのを超越したレベルで崩れたけど、最後まで頑張ったら副審は旗を上げてくれましたよ。勝負は下駄を履くまでわからんのです。でも恥ずかしいくらいの崩れっぷりなので、動画は公開しないけどね。
ちなみに写真だと分かりづらいですが、先週昇級した茶鬼トリオは審査よりも覇気がなかったです。しかも、さりげなく2名ほど紫帯のまま参加しています。狡いですね。
(帯の授与が間に合わなかっただけですが・・・)
罰として来週の稽古では子供達への手本となるような大声で道場訓をしてもらいましょう。
師範、指名宜しくお願いします!
そして個人組手ですが、ここで問題発生。
本来協会の組手試合ではメンホーと呼ばれる顔面の防具は着用しないのですが、この試合では特別に防具フルセットで出場します。
すると、写真では背中のゼッケンもないため、顔が隠れてしまうと誰が試合しているのかサッパリ分からないんです。
一応、出来るだけ顔か道着や帯の裾が映る正面からのショットを採用していますが、良く見たら他の道場の子だった・・・という場合はゴメンナサイ。
あくまで個人的な所感だけど、近くで観戦していると、ちょっと間合いが近いかなぁ・・・と思います。何人か審判から『技をちゃんと極めるように!』って注意されていたけど、近すぎる間合いだと、極められないよね。
しかも不用意にいつまでも相手の間合いの中にいるっていうのは危ないしね。
管理人はそもそも組手が苦手というかヘタクソなので、接近戦を挑める君たちの勇気はスゴイと思いますが、勝ち負けだけじゃなく無駄な怪我をしない為にも、最近活発になってきた居残り組手特訓で間合いもステップもどんどん稽古を積んで下さいね。
そして最後は団体の組手。今年は男女混成のこの猛者たちが挑みました。
初戦は永遠のライバル、中原支部!
相手も錚々たるメンバーだったし、昇級審査でも何度も見ているので、決して楽な相手じゃないのは分かっている中、なんと4対1で勝利!!健くんが緑帯ながら先鋒としてチームを勢い付けてくれていましたね。
2回戦の相手はホームの抱一龕チーム。強敵だけに結果は負けてしまったけど、中堅戦の奏太くんの試合は正直シビれました。全国クラスの相手に一歩も引かず、待ってましたとばかりにカウンターを決めたシーンは素晴らしかったですし、しかも勝利したとなれば、こんな素晴らしい事をここで報告しない訳にはいきませんよね!おめでとう!!
でも今度出稽古に来た時にリベンジマッチを申し込まれたりして・・・?(笑)
みんなきっと次回に繋がるいい経験ができたと思います。
ということで最後に出場したみんなの結果発表です。
成績優秀者には★印を付けてあります。(もしも間違いがあったらご指摘ください)
◆◆結果一覧◆◆
<< 個人戦 >>
氏名 :形 組手
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佐藤 健 :2回戦 2回戦
石垣 有英 :1回戦 ー
阿部 正太 :2回戦 ー
藤井 智公 :1回戦 2回戦
鷹取 景 :1回戦 2回戦
高橋 将太 :1回戦 2回戦
白石 颯太 :3回戦 2回戦
田中 一輝 :2回戦 2回戦
高橋 海凪 :1回戦 1回戦
川島 圭翔 :3回戦 2回戦
奥西 泰世 :1回戦 3回戦
石垣 全英 :1回戦 ー
安生 小春 :2回戦 1回戦
田嶌 友貴 :2回戦 2回戦
小坂 奏太 :3回戦 2回戦
藤田 真輝 :4位★ 2回戦
白石 悠太 :2回戦 ー
川島 遙太 :2回戦 ー
浅川 琉生 :1回戦 3回戦
阿部 栞 :1回戦 ー
奥西 祐世 :1回戦 ベスト8★
海藤 充輝 :1回戦 3回戦
赤嶺 一瑳 :2回戦 ー
藤田 拓真 :- 1回戦
藤井 秀昭 :2回戦 ー
石垣 雄士 :2回戦 ー
阿部 将宏 :2回戦 ー
藤田 美奈子:1回戦 ー
赤嶺 有京 :2回戦 ー
山崎 元太 :- 3位★
<< 団体戦 >>
■形の部:
小坂・田嶌・奥西チーム:予選敗退
白石・川島・奥西チーム:予選敗退
■組手の部
佐藤・安生・小坂・浅川・奥西チーム:2回戦
今年は賞状少な目でしたが、この結果を色帯は親善大会に、茶黒帯は秋の関東大会と来年の県大会に向けて、活かして稽古をしていきましょう!!
- 番外編 -
先日、田嶌先生の初投稿がありましたね。確かタイトルは・・・「緊張」。
皆さん初めての試合だった人も、何度も経験した人もどうでしたか?緊張しましたか?
管理人は緊張しました。
だって、予定より到着が遅れて駐車場は空いてないし、停められたのは遠い所で、会場に着いた頃には開会式も始まってて写真は撮り損ねるわ、準備運動はできないわで余りのグダグダぶりに心身ともに試合に臨む構えが出来ていませんでした。
やはり心も身体も"ゆとり"って大事ですよね。反省・・・。
お陰様で見事に形の最中に片足で立った瞬間右膝を壊しまして、今まで組手全試合怪我の記録をついに形でも・・・という嬉しくない形で更新しました。
ついに妻からも『形だけでも怪我するって、何か憑いてるんじゃないの?』とまで言われる始末です。一応怪我の程度は徐々に軽くなってきているので、次回の関八州はアザくらいで済んで欲しいと思っていますが、お祓いに行くべきか悩んでます。
とそんな事は置いておいて、田嶌先生の有り難いアドバイス覚えてますか?
要約すると
『ちょっと待て オマエを見ている 訳じゃない』(5・7・5の標語風アレンジ)
・・・ではなくて、
『周りの視線を意識し過ぎて過剰に緊張しちゃダメだよ』
という事でしたね。
という訳で、早速検証してみたいと思います。
えーっと何かいい写真は無いかなっと・・・
あー。ありました!!!!!!!!
では早速皆さんで確認をお願いします。
せーのっ、ドン!!
はい。確かに見ていません!!
これは第三の目とか、心眼とかそういう類の事でしょうか。それともまさか居眠り!?
空手道も極めるとここまで来るんですかね・・・?これなら確かに視線も感じないので、演じている我々も緊張もしません。
・・・っていうか、審判が見てないのはダメでしょう?
むしろ後ろにいる他所の道場の女の子がまるで監督の如く腰に手を当ててガン見してるし。
とまぁ、冗談はさておき、ちょうど瞬きのタイミングで撮れたので、田嶌先生には記事のオチとして犠牲になって頂きました。
皆さんも試合で緊張しそうになったら、見てるのは審判じゃなくて異性だと思って緊張をほぐしてくださいね!
え・・・?異性に見られたら余計に緊張する!?
そういえばオジサンにもそういう若い時代があったなぁ・・・(遠い目)
さて次回の記事ですが、次の試合までは少し間が空きますので、来週は何か空手にまつわる小ネタを用意してみようと思います。
押忍
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