皆さんこんにちは! 管理人です。 今週はお約束通りの、関八州大会の報告です!
関八州大会は、正式名称を『関八州覚醒親善空手道選手権大会』といい、今年で30回を数えます。"関八州"とは江戸時代における相模(さがみ)・武蔵(むさし)・安房(あわ)・上総(かずさ)・下総(しもうさ)・常陸(ひたち)・上野(こうずけ)・下野(しもつけ)の 関東八国を指す地域で、現在でいう群馬・栃木・茨城・千葉・埼玉・東京・神奈川・山梨のいわゆる首都圏の事です。
これらに在籍する空手協会の男性40歳以上、女性35歳以上の選手が毎年一堂に集まり、日頃の成果を競う大会ですが、協会本部が主催する各種全国大会と違い、首都圏各支部の交流を目的としているので、普段の大会とはいろいろ違った特色を持っています。
例えば、引き分け時は再試合ではなくジャンケンで決着とか、団体形の人数制限に上限がないとか、夫婦形の種目があるといった感じで、普段とは違った雰囲気で親睦を深めます。
そうは言っても出場年齢から分かるように、先取は普段道場で子供たちに指導をする先生方。ですから親善といいながらも、帰って子供たちにカッコイイ報告をする為にアツくなってしまい、時々鼻血騒ぎがあるのは御愛嬌です。
ましてや普段は教える事に精一杯で自分の稽古まで行き届かない方もいる為、時々荒っぽくなってしまう事もあるので、怪我にはお互い細心の注意をしなくてはいけません。
という事で持ち回りの会場は群馬県の高崎アリーナ。
選手たちはみんな前日から前乗りする気合の入れようです。
まずは現地で勝利を誓って乾杯です。
予め申し上げますが、決してこれがメインではないです。あくまで試合がメインです!
小林先生からは事前に試合前なので1次会だけです、と厳しくお達しが出ています。
なので、この後ほろ酔い気分になった後はホテルでゆっくり明日に備えます・・・。
・・・デ、コバヤシ先生、コンナ トコロデ ナニヲ シテルンデスカ・・・?
さっきの店と風景が違うじゃないですか!!!!コレ絶対に2軒目でしょ!?
小林先生曰く
『あそこに居たのは小林ではなく"トオル"という別人だからOK v(^o^)v』
確かに入店前は全くホテルに帰る気が無かったのが、閉店(24時)間際には眠そうな感じになっていたのは、トオルから小林先生に少しずつ戻り始めていたんでしょうね。
お陰でボトルが微妙に余ってしまいました。
まぁ、管理人も同罪なのでこれ以上の追及はやめましょう。そんなこんなで翌朝ちょっぴりお酒が残っていたりしながらも、何事も無かったように会場入りをします。
皆さんこの辺は武道家として流石です。
で、会場の方ですが、昨年Openしたばかりとの事で、非常に綺麗ですね。
あちらこちらに更衣室がありました。国際大会でも控室不足に悩むことはなさそうです。
会場についたらまずは準備運動をしながら会場の感触を確かめます。
新品だからなのかマットが滑らないです・・・。
この大会の形試合は予選が平安四段と鉄騎初段のいずれかしか選択されませんが、平安四段を指定されると第1挙動でいきなり大コケしかねないです。予め見といて良かった・・・。
その後まずは全員で集まって開会式です。
神奈川は毎度の事ながら参加人数がかなり多いそうです。
やはりここでも言われるのは怪我の事です。
連休とは言え、火曜日に顔を腫らして会社に行きたくないですもんね。(笑)
開会式が終われば、各種目ごとにコートに分かれて試合が始まります。
この大会は年齢ごとにクラスが分かれており、若い方から5歳刻みでそれぞれ
少女(女子のみ)・青年・中年・壮年・熟年・泰山Ⅰ~Ⅲと分かれます。
そのクラスごとに形が終わったらすぐに組手という順番で進んでいくので、他の大会のように、午前が形で午後は組手のような進行にはなりません。
なので、進行とは違いますが、記事では分かり易いように形と組手を分けてご紹介。
今回、尚志館からは茶帯の方々も勇気を出して出場しています。
誘ったのは管理人ですが、本当のことを言うと来てくれなそうなので、勧誘時には黒帯ばかりが来ることも、更にそれは各道場の指導員クラスばかりという事も一切伏せました。
当日「茶帯とか全然いないじゃん!!」とか怒ってましたが、連れてきてしまえばこっちのものです。ウォームアップに集中しているフリをして華麗にスルーします。
ちゃんとお詫びの気持ちとして現地までの運転手をしてあげたのでチャラですよね?
各クラス形が終われば、そのまま続けて組手の試合です。
組手にはエントリーしていない方もいらっしゃるので、形よりも写真は少なめです。
茶帯軍団も流石に組手は普段稽古していないと危ないので、ここは騙すことなく本人の意向に任せました。それでも若干1名ほど釣れましたが。
ちなみに何かみんな口元が変なのはきっとマウスピースのせいでしょう。
事前の案内では防具指定は書いてなかったのですが、試合前に管理人は主審から『胴プロテクター大丈夫?』と聞かれました。
管理人は付けない派なので持ってきて無かったのですが、この質問の意図は、
a.『その道着が膨らんでるのは腹?それともプロテクター?』
b.『そんな腹でプロテクターの紐結べるの?』
のどちらだったんでしょうか・・・?
この時はシレっと流してしまったのですが、師範が前日の決起集会で
「管理人は"肉テクター"を常備しているから喰らっても平気だよね(笑)」
と仰っていたのを後で思い出し、何だか切ない気持ちになりました。
さて、気持ちを切り替えて個人戦決勝に参りましょう。
形はベスト8から点数制の決勝戦、組手は全てトーナメントですが、残ったのは
個人形 :中島さん、田嶌先生、田中先生(、隅山先生)
個人組手:田中先生(、隅山先生)
の皆さまです。
※隅山先生は戸塚支部としてのご出場です。
ここでは形のみ写真でご紹介。
師範は五十四歩小、田嶌先生は壮鎮、中島さんは抜塞大で勝負です。
最後でも紹介しますが、師範はぶっちぎりの得点で見事、個人形優勝をされました。
おめでとうございます!!
冒頭で、この大会独特の団体形についてお話ししましたが、今年は尚志館も団体形にもエントリーしました。今回は特別にその模様もご紹介しちゃいましょう!
総勢11人による十手の演武です。
予選は42.6という高得点を叩き出し、グループ2位で予選を通過です。
残念ながら、決勝ではちょっとミスがあって入賞は逃してしまいましたが、この悔しさをバネに来年こそはトロフィーを持って帰る事をメンバーで誓いました!!
でも、11人という出場チーム中最大人数でここまで出来るのって結構すごいですよね。
社会人11人が全員都合がつく日なんてそうそうありません。
実際に全員で形を合わせたのは、試合当日の会場で2回だけです。
他の道場の方々に『相当練習されたんでしょうね』と言われましたが、否定する訳にもいかず笑って誤魔化すしかなかったです。ゴメンナサイ。
これも普段仲がいいと言われる尚志館のチームプレイの賜物でしょうし、何よりも師範以下指導員の先生方が、毎回同じリズムで号令を掛けて下さるからこそ染み付いたのでしょう。
あんまり提灯記事みたいなのを書くのは好きではないのですが、この動画は自分で見てみても、思ったよりも良く出来ていたので特別に公開です。
他にも夫婦形もあったんですが、尚志館は出場していない上に、食事時間と重なってしまったので、写真はありません。管理人の妻は空手は絶対にやらないと断言しているので、どなたかまずは奥様か旦那様を尚志館にお誘い頂き、来年は出場してみませんか?
では、最後に出場された皆様の結果を掲載してお別れしましょう。
もしも記載内容に誤りがあれば管理人までご指摘ください。
氏名(敬称略) 形 組手
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田中 克尚 :優勝 2位
小林 亨 :(詳細確認中)
田嶌 康之 :ベスト8 ベスト8
藤田 美奈子 :2回戦 3位
北山 茂樹 :(詳細確認中)
中島 まゆみ :ベスト8 -
阿部 将宏 :1回戦 1回戦
吉村 修 :1回戦 -
赤嶺 有京 :1回戦 2回戦
藤井 秀昭 :1回戦 -
あれ?有段者で形組手双方1回戦敗退って管理人だけじゃないですかねぇ・・・?
でも、形で負けたのもジャンケンだし、相手はその後3位入賞したし、その相手と引き分けたのは私だけだったんだからねっ!!と管理人特権で強がりの言い訳をさせて下さい。
・・・絶対に来年はリベンジしてやるっ!!(師範が同じクラスだけど・・・)
という事で、今週は群馬県で行われた関八州大会のレポートでした。
入賞された皆様、おめでとうございました!
来年もたくさん賞状持って帰りましょう。
次回は、月末まで大きな大会が無いので暫く稽古レポートや空手談義になりそうです。
それではまた来週!!
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