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執筆者の写真尚志館管理人

20181202_県本部昇段審査会レポート

更新日:2018年12月7日

皆さんこんにちは。管理人です。


早いもので今年も残すところあと1か月を切ってしまいました。年初に立てた目標は、皆さん無事に達成されたでしょうか?

中には『今年は黒帯を取る!』と誓った子供たちも多かったと思います。そんなキッズたちにとっては今年最後のチャンスとなる、県本部の昇段審査が先週日曜日に開催されました。

今回はその様子をお届けしたいと思います。


まずは場所から。毎度お世話になっている、伊勢原市の伊勢原市体育館です。

伊勢原体育館
伊勢原市総合運動公園内にあります

中に入ると既に受付へ向けて係の方々が準備に入っています。

手続きに不備があると、折角の審査が台無しになってしまうので、受付もチェック体制を慎重に整え、事前に綿密な打ち合わせを行います。

審査の前には、まず技術講習会があります。

こちらは審査を受けない方でも、茶帯以上ならば参加することも可能です。今回は総本部より井村先生にお越し頂いて稽古をつけて頂きました。


管理人も参加したのですが、とにかくまぁキツかったです・・・。

蹴りを1号令2本で5セット(1セット10号令なので、つまり蹴り100本)連続で休憩なしとか、いきなり太腿がパンパンになって帰りの運転が辛かったです。

他にも稽古中は撮影が出来ない為に写真は無いですが、基本稽古は連続技やそれを受ける練習を中心に、組手ではこれまた10人程度連続での自由一本組手や、受験する選定形毎に分かれての形稽古を今回は行いました。


毎度審査の前の講習会はキツいとの評判ですが、今回のメニューは正直自分が受験者だったら、ここで燃え尽きていましたかも知れません・・・。(笑)


こうして1時間程度稽古をした後は、いよいよ昇段審査となります。

まずは設営から・・・という事で係の方や先生方が急ピッチで会場を作ります。

特に今回の審査では、弐・参段の受験者が多かったこともあって、普段とは違うレイアウトとなりました。

審査会場設営
今回は弐段以上の審査会場も基本・形・組手を分けて設営しました

その頃受験者たちは・・・各々審査へ向けて心身を整えていきます。

審査前1
あれだけの稽古にもかかわらず余裕の表情

審査前2
こちらは審査前に両親からの激励

審査は普段の昇級審査と同様に『基本・形・組手』の3点セット。弐段以上は組手が自由組手になりますが、初段は自由一本組手となります。


それぞれの会場で審査をしていきますが、今回は尚志館からも受験者が非常に多かったので、写真を撮る方も必死です。6カ所ある会場のあちこちで同時多発的に始まるので、ある子を撮影して振り向くと、もう別の子が終わりかけ・・・という事も。

しかも会場が暗いので、私のデジカメではピントが合うまでに時間は掛かるわ、シャッタースピードが遅くてブレるわで、使える写真が少なくなってしまいました・・・折角撮った写真は、一応全て参加者の方々に配信していますが、ここでは出来る限り映りの良いものだけを厳選して掲載いたします。


まずは基本の会場から。昇段審査では5本ではなく3本で審査されることも多いです。

一見すると楽に見えますが、裏を返すと失敗した時に取り返すチャンスが少ないという事でもあります。なので、1つ1つ丁寧に極めることが大事です。


続いて形の会場。今回は尚志館的にも全体的にも慈恩が人気だった模様。

管理人的には抜塞がカッコイイと思うんだけどなぁ・・・意外に不人気なようです。


最後に組手の会場。試合と違って地稽古や目慣らしのような形式なので、途中でいちいち止めたりしませんし、勝ち負けで評価されるものでもないので、受け身の姿勢は好ましくなく、お互いに積極的に攻めるため、結構普通に当たってます。お~怖っ・・・

全員最低1枚ずつは・・・と思ったのですが、何名かは撮り逃したようです。申し訳ない!


全体的に、応援席から見ていた感想としては、ファインダー越しでは細かい所は見えなかったものの、どの子もみんな一生懸命頑張っていたと思います。

ですがその反面、普段の稽古でも後ろから眺めているオジサン的には、その元気の良さと力一杯努力する姿を、普段から見たいなぁ・・・なんて思ったりしますが。

稽古は日々の積み重ね。普段稽古でしていない事は審査や試合でもできません。師範も日頃『稽古は試合のつもりで、試合は稽古のつもりで』と仰っていますが、こういう心掛けって空手以外の生活においてもとても大事だと思います。

大人になると色んな事で楽をしたくなります。そんな時にもう少しだけ自分自身を鼓舞して頑張れる訓練をしておくと、これからの人生でも辛い事に対して自信をもって立ち向かっていけるんじゃないかな・・・と思ったりします。



ということで、審査後は一旦着替えていよいよ結果の発表となります。

係の方々は、その間に急いで結果を集計します。今日は特別にその舞台裏を公開!

預かったお金が合っているかどうか、審査の紙に不備がないかどうか、採点の結果に不明な点はないかどうか・・・などなど田嶌先生や経験者のご父兄を中心に丁寧かつスピーディにチェックしていきます。

結果発表1
この瞬間が堪らなく怖いのです

発表は1名ずつですが、受験段の単位ではあるものの、支部単位ではないので、いつ自分の名前が呼ばれるか分かりません。後半で呼ばれる人はドキドキします。

結果発表2
資格部長の渡井先生より1名ずつ結果発表

結果発表後は支部単位で記念撮影をしたり、早速帯の授与式などを行ったりしていました。

尚志館は、一旦会場を出てから再集合をして反省会です。

ここでも師範が話されていた、「初段の『初』は初心者の『初』。まだ空手道の初心者として若葉マークを貰ったレベルだと思って精進するように」というお言葉を忘れず、合格した子も反省すべきポイントはきっとあったと思いますので、これからの稽古で一層技術や心を磨いて下さい。動いていると気付けないことでも、後で写真を見ると腰が高かったり、握りが悪かったり、引き手が甘かったり、逆半身が甘かったり・・・と、細かいポイントで直すべき個所があったりします。是非ご父兄にお送りした写真を見せて貰うといいと思います。


・・・まぁ、ブレやピンボケで分かりづらいのも多いですけどね。orz


という事で、ここで合格者の氏名を掲載致します!

黒帯授与式
初段の取得者には、師範より特製恵方巻(黒帯)を進呈!

【初段】(順不同)

安生 小春

福田 奏

北野 朱哩

川島 圭翔

鈴木 凛空

浅川 琉生

北野 雅也


【弐段】(順不同)

白石 悠太

川島 遥太

奥西 祐世

海藤 充輝

山崎 元太

北山 茂樹


以上、13名が合格し、内7名の新黒帯メンバーが誕生しました!

きっと早い子でもここまで2年は掛かったと思います。習い事によっては2年という時間は、ゴールしてても不思議ではないですが、空手道に於いてはここが終わりではなく、スタートラインです。管理人が学生時代に別の流派を学んでいた頃、父からは『協会の黒帯は軽くない!』と何度も言われていたので、空手協会は黒帯を取るのが大変な会派だと思っていました。また、かつては協会もそうだったと聞いていますが、今でも一部の会派や全空連公認段位などでは、一般部と少年部で段位制度が分かれているところもあります。

(少年部初段でも一般部になると茶帯や白帯から再スタートなど。)


つまり合格をされた皆さんは、小学生にして大学で2年または3年間、週6日朝夕稽古をして初段を取った空手部員と同じところに立った事になります。弐段ならば尚更です。

"空手は一生"の言葉の通り、これからも弛まず稽古に励み、協会の黒帯として恥ずかしくない心技体を磨いてください!!


合格した皆さん、おめでとうございます!!

記念撮影
合格者のみんなで記念撮影!おめでとうございます!!(兄の応援に来た泰世くんもアピール)

次回は、特に企画は無いので、また何かコラムでも考えようと思います。

空手や協会で何か疑問があるという方は、HPの"お問い合わせ"よりいつでもご連絡下さい。管理人が調査隊を派遣して記事にいたします。


ではまた来週!


押忍

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