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20230128_中原支部合同昇段審査会

皆さん、こんにちは!管理人です。

今回は先日開催された中原支部との合同昇段審査会の結果のご報告です。


昭和の時代から"協会の黒帯は甘くない"と云われる通り、昇級審査とは雰囲気も何もかもが違うので、受験者もビックリするかも知れませんが、黒帯の最終関門として誰もが超える壁ですので、今までの稽古の成果を存分に発揮して頂ければ・・・と思います。


段審査の前には技術講習会という事で稽古をしますが、残念ながら同行できなかったので写真は無しです!内容としては中原支部の安藤先生より、審査に向けて下半身を活かした極めのある技の指導を頂いたようです。


審査の内容はいつも通り基本・形・組手の3種類です。コロナ禍で組手の審査が出来ない時期も続きましたが、やはり空手における最終目標は基本や形を如何に組手に活かしていくかという事ですから、こうして全ての審査項目が出来るようになったというのはやっと『普段』が戻ってきつつあるんだな・・・と実感します。



今回は取材無しだったので結果報告のみですが、栄えある黒帯の合格者以下の通りです。


◆昇段審査合格者

・初段合格

  櫻井 良介

  中山 颯太

  藤井 智公


合格された3名の皆様、昇段おめでとうございます!!

協会の黒帯の名に恥じないよう、これからも一層稽古に励みましょう!


今回は上記3名以外にも受験者がいましたが、不合格ではないものの、保留及び再審査となってしまった方もいました。

受験者本人の視点では残念な結果に落ち込んでしまうかも知れませんが、不合格ではないということはあと一歩という事ですし、元々県本部の開催でも合格率は初段で7割~5割という回もザラの審査ですから、是非一層の稽古を重ねて、次回は成績優秀者として合格出来るくらいの気概で頑張って下さい。

(成績優秀者でも賞状がもらえたり協会特製グッズがもらえる…などは無いのですが…)



管理人も後日指導員内で動画を拝見させて頂きました。

合否に関わらず各審査員の先生方から普段の稽古以上に沢山の指摘を受けたかと思います。

ですが共通して言われているのは、一言でいえばやはり「極め」なんだと思いました。

極めは全身で作るものなので、指摘されたのが腰だとしてもその腰をどうやって足から手に伝える中継役として使うべきか・・・という観点では、道場に戻っての稽古という意味でも沢山考えることはあると思います。

是非指導されたことを忘れずに稽古に活かして下さい。


という事で締め括りに当日審査会場で様子を見た先生方よりコメントを頂いておりますのでご紹介したいと思います。


まずは藤井先生からの所感です。


 

昇段審査についての感想

昇段審査は、今まで稽古してきたことの再確認のためにあります。更にとても大切な言葉が貰える日でもあります。

各審査後、一人一人に対して先生方から指摘もしくは指導がありました。

そこに出てくる言葉は、飴と鞭を使い分けていて、本当に素晴らしかった。

中原支部の安藤先生がとある受験者に伝えていたことが一番心に残っています。

自由一本組手の時、彼は一度構えるとその場所を一度も動きませんでした。

自由一本組手では間合いの取り方を審査されます。

だからと言って、間合いと言う言葉で子供に伝えても小さい子供には伝わりにくいことがあります。

そこで、先生は敢えて、「大きい人が向かってきたら下がって良いんだよ」と伝えていました。

伝える言葉や内容がとても大切で、経験を述べるだけでは足りないものがあると今回の審査での先生方の指摘(指導)を聞いて考えさせられました。

指導員となり、子供達や大人の方達に伝えることが増えた今、更に細かな部分に気をつけてその場にあった言葉を選んでいきたいと思いました。


指導員 藤井秀昭

 

最後に師範からの所感をご紹介します。

 

今回もまた中原支部さんとの合同で昇段審査会を行い、都筑支部から6名が受験致しました。


審査員の先生方が常に仰っていたことは、


「昇段(黒帯)なんだから、相手を想定した技(極め)を出すこと。そして、技の意味を理解すること。そして、目付けに気迫は当然である。」


この一点張りでした。


本当にその通りですね。

色帯までは、「身体動作を学び」、茶帯以上はその学びから相手に対する 全ての【極め】が求められます。


極め が必要ですから、もちろん上半身だけでの技では成り立ちません。下半身が活きた技を出すには、色帯の時点の「身体動作を学ぶ」時期にしっかり稽古が必要です。


色帯の延長ではなく、昇段は 全く別物の意識で挑む必要があるなぁ…と、つくづく想いました。


今年の尚志館は、色帯からのレベルの底上げ、茶帯からの意識転換を徹底し、稽古を重ねて参ります。押忍



師範 田中克尚

 

空手道は黒帯からスタートともよく言われます。

長い空手道人生のスタートラインではありますが、黒帯という一つの目標を達成された皆さんに、まずはお祝い申し上げます。(パチパチパチ)

この日の夜はお酒もご飯もさぞかし美味しかったでしょうね!(笑)


次回は昨日開催された昇級審査の結果をご報告させて頂く予定です。

まだまだ寒い日が続きますが、体調には留意しつつ、稽古に取り組んでいきましょう!


押忍





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