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執筆者の写真尚志館管理人

20190707_全国空手道選手権大会観戦記

更新日:2019年7月18日

皆さんこんにちは!管理人です。

先週末は、日本空手協会主催の大人の全国大会が行われました。

ここ数年は東京体育館でしたが、今年は調布市にある『武蔵野の森 総合スポーツプラザ』で開催されました。


昨年も紹介した気がしますが、この大会は会派が主催する空手競技会としては唯一内閣総理大臣杯が授与される大会でもあり、空手競技における最古の歴史を誇る大会の一つです。


そんな由緒ある大会に、今年は尚志館からも一般女子と高校男子に2名の選手が神奈川県代表として出場しました。

という事で現地に応援に行ってきましたので、その模様をお届けしたいと思います。


土曜日が主に団体戦と高校生の予選、日曜日に個人戦という日程となっていましたが、管理人は所用により日曜のみの観戦となりました。その為、高校生形の部に出場した北山桐士くんの試合は結果のみの報告となりますので、予めご了承ください。


 

この日は梅雨らしく雨天の中での開催となりました。勿論室内での開催なので雨だからどうという事は無いのですが、公共交通機関にせよ自家用車にせよ、雨だと移動に色々と気を遣う事になります。傘も荷物になりますしね・・・。


現地の景色はこんな感じ。

一般の人にとっては味の素スタジアムのあるところ、というと分かり易いですかね?

勿論会場入り口には、大会の開催を示す横断幕が。第62回という事は戦後間もない頃から行われていたことになります。

会場の雰囲気はこんな感じです。決勝戦は真ん中に見えるセンターコートで行います。


寒いのでパンフレットを購入して早速中に入ると・・・どこからか聞き覚えのある気合が。

って、うおぉぉぉぉぉぉぉい!!!菜月さんの1回戦をやってるじゃないですか!

急いでカメラを出しますが、時すでに遅し。平安五段の演武が終わり、ピントが合った頃には判定シーンとなっていました。


その判定の結果は・・・何と2-2の引分け。神はまだ私を見捨てていなかった。

思いがけず巡ってきたシャッターチャンスに、慌ててカメラを構え直します。

選手からしたら再試合は決して嬉しくない思いますが・・・そこは記事の為という事で。

そして再試合の形は平安四段。


遠目ではありましたが、決まっていたし相手とも決して遜色はないから期待できる!

と思ったのですが、残念ながら判定は4本全て相手に上がってしまいました。


総本部の椎名舞先生からご本人が聞かれた話では、最後に開始線に戻れたかどうか以外は、勝ってもおかしくない試合だったとの事。

確かに演武終了時の位置は、菜月さんの方が一歩分後ろまで行っていたので、際どい試合ではこういう点が勝負を分けるのでしょうね。本人も残念そうでした。


勝てば次戦は先の椎名先生との対戦だっただけに、さぞかし悔しかったと思いますが、先生とは来年の再戦を誓い、気持ちを切り替えていました。是非来年も応援に行けるよう、頑張ってくださいね!


という事で、ここで道場生の試合は全て終ってしまった訳ですが、これで帰ってしまっては、ただ稽古をサボったことになってしまうので、この後は全国トップクラスの技を見取り稽古してきたという体で皆さんにもお裾分けでご紹介してアリバイ作りとしましょう。



まずはお昼休み行われた開会式の模様から。

なぜ2日目の昼休みに?と思う方もいらっしゃると思いますが、昨年の全国大会でも2日目の昼休みに行っていました。来賓の方のご都合とかなのかな?

優勝旗を手にした昨年の覇者根本先生を先頭に選手入場です。


入場後は、草原会長や植木主席師範らからの挨拶などを経て午後の決勝戦へと進みます。



午後は主に決勝戦などが行われました。予選を勝ち抜いた超一流の選手たちの競演です。

沢山見どころはありましたが、幾つか動画でご紹介したいと思います。



形の決勝戦は、男女ともに昨年の覇者の栗原秀元選手と中村綾乃選手が唯一の42点台を叩き出し、見事に連覇されました!

中村選手は旧姓の高木時代から通じて5連覇です。


ビデオではなくデジカメで手持ち撮影したので、手ブレが激しいですがご容赦を。



組手は、男子は昨年の覇者の総本部 根本先生が出場されていませんでしたが、準優勝だった芳賀選手が優勝を果たされました。

忠鉢先生も、今年はかなり体を絞られたように見受け、最近までで巻いていた足首のテーピングも外して出場されていたので、きっと万全の体調で臨まれたのではないかと思いますが、残念ながら決勝に進む事はできませんでした。

時間の都合で男女ともに決勝戦まで居られなかったので動画は無いですが、準々決勝の椎名舞先生の試合が撮影してあったので、公開したいと思います。

再々試合までもつれ込んだ激戦です。


どの試合も一本勝負らしい緊張した空気の試合ばかりでした。

特に男子は素面素手ですから、全国大会ともなると極めをより厳しく判定される分、見ているこちらの胃が痛くなりそうなシーンもちょくちょくありました。

技の素晴らしさもそうですが、何よりあの空気の中で相手と対峙し、己の恐怖心と戦える選手の精神力が素晴らしいと思いました。

見習いたいと言いたいところですが、管理人には怪我が怖くてとてもその境地には辿り着けそうもありません。それでも少しだけでも真似していけたら・・・と思います。


番外編

さて、下の写真は試合当日にインターネットでLive中継されていたもののスクリーンショットですが、この中にみんなが知っている人が映っています。誰でしょう。


え?全然わからない!?

少し前のタイミングで撮影したものに横顔があるので、特別にヒントを。

画面中央付近に赤枠で囲ったところにご注目。もう判りましたね?

そうです。正解は田中師範でした。

師範は土曜日に審判をされていたのです。上の写真では背中を向けた副審がそうです。

来月の試合の前に一足早く世界デビューを果たしてしまったたようです。

因みにこの会場には小林先生も道着を着て監督をしていたとの噂ですが、残念ながら映像から探す事はできませんでした。


そして会場にはこんな方々も。中原支部の斎藤師範です。

土曜日には審判をされていたようですが、日曜も来られて観戦されていました。

因みに手前に写っているのは平塚神空会支部の方ですね。他にも中原支部の先生や一般部の方とも会場でお会いしました。皆さん結構いらっしゃってたんですね。

皆さんも来年は是非会場でご覧ください!


 

如何でしたでしょうか?

日本のトップは世界のトップでもあるので、そんな試合の空気が伝わったら嬉しいです。

では最後に出場されたお二人の結果を発表して締め括りましょう。


◆一般女子形の部

 馬場 菜月 1回戦惜敗

◆高校生男子形の部

 北山 桐士 1回戦惜敗


全国1勝の壁はそうそう簡単ではないようですが、二人に限らず県予選で惜敗した仲間たちも、きっとまた来年にはより強くなって戻って来てくれる事でしょう。

管理人も来年6月に高崎アリーナで皆さんを応援できることを楽しみにしています。

(五輪の影響か、来年は一般・子供共に開催日が例年から大きく変更になっています)


さて、来週は皆さんお楽しみの夏合宿の模様をお伝えします。

まだ梅雨明けは先になりそうですが、晴れてくれると良いですね。

3連休の後半での開催なので、ブログの更新は水曜頃になるかも知れませんがお楽しみに!


それではまた来週お会いしましょう!!


押忍

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