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執筆者の写真尚志館管理人

20191014_抱一龕杯レポート

更新日:2019年10月18日

皆さんこんにちは、管理人です。

先週末は台風が関東を直撃し、都内を始め各所で被害をもたらしたようです。河川の氾濫を始め、台風の被害に遭われた方々にまずはお見舞い申し上げます。


幸い横浜エリアは大きな被害も無かったようです。ということで今週は、体育の日に行われた日本空手協会 横浜中央支部 横浜抱一龕道場主催の大会レポートです。


横浜抱一龕道場は、初代主席師範の中山先生が開かれた抱一龕道場に端を発します。なので、横浜抱一龕道場の団旗には、中山先生の名が刻まれています。

また、この大会でも中山先生のご尊影を掲げて開催されていますが、気付いていましたか?


大会には協会に所属する県内の道場が多数参加します。

帯色も不問で初めて試合を経験する人の登竜門的な位置付けで参加される方も多い為、ルールも少し特殊で、形試合では帯色に合わせた形が指定されたり、組手も低学年には一本組手が採用され、高学年もメンホー着用ということで安全にも配慮した大会となっています。


ですが、最大の特徴は基本的には形も組手も男女合同、しかも中学生以上は全て一般部扱いという点で、流石に男子の組手は一般部は高校生以上のみですが、中学生は男女共に高校生以上の女子と一緒のクラスで戦います。

なので、場合によっては同門対決ならぬ母子の組手対決なんていう事も可能性としてあります。中にはこれを楽しみにして勝ち上がろうとしているお母さんもいるとかいないとか。

メンホーを付けているとはいえ、壮絶な親子ゲンカにならなければいいのですが・・・(笑)


それでは早速行ってみましょう。

 

会場は横浜市内の六ッ川台小学校です。比較的コンパクトなサイズの体育館なので、2コートを採ると、観客席は舞台の上まで超満員。コートの目の前まで観客席なので、応援する側も自然と白熱します。


そしてこの大会、町道場主催のローカル大会と侮るなかれ。県内の全国クラス選手が多数出場する為、初心者の登竜門とは言え、賞状を貰って帰るのは決して楽じゃありません。

事前にトーナメント表を見ては、毎年みんな一喜一憂しています。

因みに今年も、1回戦から有名人に当たったクジ運の無い人が居た模様。どうせ当たるならそういう選手とは決勝戦でやりたいよね。私もそういうクチです。(笑)


そんな訳で、まずは入場したら準備運動から。美奈子先生の指導で準備のできた子から体をほぐしていきます。美奈子先生は選手として出場していますが、指導員として子供たちの引率者としても余念がありません。

因みに管理人はここのところ稽古不足で形を忘れてしまっていたので、近くで別メニューで形を思い出すところからスタートです。

結局一夜漬けならぬその場漬けでは、ダメだったという事がこの後分かるのですが・・・

隣の道場から熱い視線を送られながら準備運動

審判会議を終えた田嶌先生からは、試合の注意事項が伝えられます。ケガをしないように反則は厳しく取るぞー!

この後は開会式を経ていよいよ試合となりますが、まずは団体の形の試合です。

尚志館からは男女合わせて4チームが出場しました。


こちらは試合を待つ5・6年生女子チーム。県大会からチームを組み、準備は万端・・・?

久々の試合だからなのか、ちょっと緊張の面持ちですね。


そして試合の様子はこちら。ウチの息子よ、一人だけ腰が高けぇぞ!!(怒)

結果は最後に纏めて掲載していますが、3枚目の写真、5・6年男子の尚志館Bチームが決勝に進出しました。

久々の試合で勘が鈍っているところもあったと思うし、目の前が観客席で緊張もしたと思いますが、みんなよく頑張りました!


団体戦の後は、個人戦の形の試合です。

これが初めての試合出場の人も多かったですが、皆さん頑張って試合に臨みました。

出来るだけ1人1枚は掲載するように撮影したつもりですが、例の如く撮影できなかった人、ゴメンナサイ!!

因みに管理人の写真は、平安五段が抜塞大に変化する直前の貴重な写真です。

いわゆる"空手あるある"の一つなので、皆さんはこういう事が無いように日頃の稽古に励みましょう。このカットでは一丁前にキメ顔してますが、この後間違えた瞬間、試合中にも関わらず噴き出してしまいます。(流石にその瞬間の写真はありませんでした)


尚、今年は子供のクラスでは発生しませんでしたが、一般部では同門対決が見られました。

しかも男女での同門対決が見られるのは、この大会だけだと思います。



形試合の後はお昼御飯です。本当は形試合の途中でお昼だったのですが、ブログでは事実よりも流れ重視で進行します。(笑)

実際、審判の皆さんの休憩もあって昼休みの時間を取りますが、選手側は自分が出場していないタイミングで勝手に早弁を始める人が多いです。食べた直後に組手とか動けないですし、中段食らって折角食べたものが・・・とかイヤですもんね。


午後は主に組手の試合です。

本当は個人戦と団体戦で分かれているのですが、見分けがつかなくなってしまったので、全部まとめて掲載です!!

しかもメンホーを被っているので、誰だか分かりにくい上に、尚志館じゃない子を間違って撮影しているかも知れませんが、そこはご愛嬌。出来るだけ正面のカットを撮るように心掛けましたが、それでも誰だか分からない場合は、構えでご判断ください。(!?)

(実際に後で編集していて、サムネイルでも構えだけで分かる特徴的な子もいるんです)

小学生の1年って結構差があるものなので、普段の試合では戦わないような背丈の子を相手にして苦戦した子もいたり、普段慣れないメンホーの試合という事で、当たらない拳が当たってしまって痛い思いをした子もいたようですが、ちょっぴり泣いちゃったりしても、最後まで諦めずにみんな頑張りましたね!


因みにあのメンホー、一見すると顔を守ってくれるように思えますが、思ったよりダメージが来ます。管理人の場合は、正面に食らった突きで何故か顎を痛めました。顔に密着している分、受けた衝撃が顔全体に広がるので、思わぬ場所が後で痛む事もあります。

なので、協会の試合は防具が無いので怖いという子もいますが、メンホーがあるからと安心していると、いざ食らった時に泣くほど痛い目を見ます。ご注意を。


という事で無事試合も終了し、表彰式です。

菜月さんが、一般形の部で見事2位に入りました!

帰って来るところを撮影しようとしたら逃げられました。(笑)

そして、一般男子組手の部では駿太くんが同じく2位に入りました!

順位も凄いけど、あの袴田選手相手に立ってられるだけでスゴイもんです。

ですが、残念ながら写真がありません・・・ここで痛恨のカメラ電池切れを起こしてしまったのです・・・!!直前まで2目盛りあったのにぃ~!!



という事で、毎度の事ながら大事なところでポカをする訳ですが、気を取り直して最後に結果の発表をしてお別れしましょう。


◆個人戦

氏名       形        組手

-----------------------------------------------

田中 航太    4位       4位

佐藤 健     1回戦      2回戦(初)

渡辺 奏志    1回戦      -

馬場 駿之丞   2回戦      2回戦

櫻井 辰良    1回戦      1回戦

石垣 有英    3回戦(ベスト8) -

佐々木 煌人   2回戦      1回戦

田中 一輝    2回戦      3回戦

澤田 絢香    1回戦      1回戦

高橋 海凪    1回戦      2回戦

石垣 全英    1回戦      -

阿部 正太    1回戦      -

藤井 智公    3回戦(ベスト8) 1回戦

奥西 泰世    2回戦(初)   2回戦(初)

田嶌 友貴    2回戦(初)   4回戦(ベスト8)

高橋 将太    2回戦(初)   3回戦

安生 小春    4回戦(ベスト8) 2回戦

浅川 琉生    2回戦(初)   2回戦(初)

鈴木 凛空    2回戦(初)   2回戦(初)

北野 朱哩    2回戦(初)   -

澤田 悠希    3回戦      1回戦

小坂 奏太    2回戦(初)   3回戦

福田 奏     3回戦      1回戦

佐々木 魁人   3回戦      -

赤嶺 一瑳    2回戦(初)   -

馬場 菜月    2位       2回戦(初)

藤田 美奈子   2回戦(初)   2回戦

櫻井 良介    2回戦      -

渡辺 みずき   3回戦      -

木村 駿太    4回戦(ベスト8) 2位

藤井 秀昭    2回戦(初)   -

赤嶺 有京    2回戦(初)   -

石垣 雄士    2回戦(初)   -

阿部 将宏    4回戦(ベスト8) -


◆団体戦

◇形の部

 尚志館A(北野・安生・福田) : 予選5位

 尚志館B(小坂・田嶌・高橋) : 8位

 尚志館C(浅川・奥西・鈴木) : 予選6位

 尚志館D(阿部・馬場・佐藤) : 予選9位


◇組手の部

 尚志館A(馬場・澤田・高橋(海)・高橋(将)・小坂): 2回戦(初)

 尚志館B(佐藤・藤井・安生・田嶌・浅川)      : 4位


入賞した皆さん、おめでとうございました!!


さて、来週はオジサン・オ○サン限定の関東大会、関八州覚醒親善空手道大会の模様をお届けします。

関東各地から男性は40歳以上、女性は35歳以上のベテラン(?)が一堂に集まります。名前の通り親善大会なので、1年に1回のお祭り気分で和気藹々とした雰囲気の大会です。


今年は8年ぶりの地元開催という事で、県役員の先生方も、選手も気合が入っています。

どんな大会になるでしょうか。お楽しみに!!






番外編

さて、今年の抱一龕大会で生まれた新たなアイドルを紹介しましょう。

その名は田中航太くん(年長さん)。名字からお察しの通り師範のお子さんです。

まだ空手を始めて数か月、お父さん不在の中、一生懸命、頑張っていました!


形だって覚えたばかりの太極初段を全力で頑張ります。

アラヤダ、カワイー!♥

小林先生、真顔で何を思う・・・

何なら形の最中に帯だって結んじゃいます!キャー!プリティー!!♥♥♥

余りの初々しさに、道場を問わず観客席のお母さん方からキャーキャー歓声が上がります。

この歳からマダムキラーの才覚を現すとは・・・恐るべき幼稚園児。


そしてやり切った表情で堂々と退場。小林先生も我が子の成長を見守るような仏の顔に。

そしてここで謎の審判会議が。

「この子可愛すぎるんだけど、10点とかつけちゃっていいっすか?」

「いやいや、もう優勝で良いんじゃないんですかね?」

とこんな遣り取りが・・・されるわけも無く、かつて見た事の無い自由奔放な演武に真面目な審判員たちがどう採点をしていいのか迷ってしまったようです。(笑)

その結果、浅井先生の大岡裁きで・・・オール7点!これには場内も大歓声。

多分、今日一番盛り上がった瞬間です。

この後の選手の演武は・・・というと、これが基準点となったので、7点台後半が普通に飛び出す空前の高得点争いとなりました。(笑)


そしてこの可愛さは組手(幼年の部は移動基本による勝負)でも全開です!

浅井先生自ら入場の手ほどき。ここまでくると、何かする度にお母さんたちの歓声が上がります。管理人も人生で1回で良いからこういう黄色い歓声を浴びてみたかった。

主審の石原先生もこの笑顔。もうお二人にとってはお孫さんの年齢ですもんね。

そりゃ目尻も下がります。

隅山先生もこの笑顔です。完全に審判団のハートを掴んでいます。

正面の敵を倒しながら右の敵も視線で牽制するという高度な技を使いこなす園児。

航太くん自身のラブリーさも際立っていましたが、お兄ちゃんの一輝くんも付きっ切りで弟の面倒を見ていて微笑ましさ満点でした。一輝くんも気が付けば随分大きくなったねぇ。

因みに私も兄ですが、妹にここまで優しくしてあげた事はありません。唯一優しくしてあげた記憶は、妹が高校卒業の打ち上げで終電を逃したときに父(空手二段)の逆鱗に触れ、私がコッソリ車で迎えに行ってあげたことくらいでしょうか。どうでも良い話ですね。


最後にサービスショット。

航太くん、開会式前にお父さんのいない寂しさで泣き出してしまいました。

道衣が管理人のお古なので、傍から見るとまるで我が子をあやしてやしているかのよう。

どうだい?お父さんよりも肉付きが良くて気持ちいいだろう!?

日頃の稽古なら、道衣がビショビショでこんな事はできません。大して汗をかかない試合ならでは。

お仕事のご都合で来場できなかった師範、見てますかー?

航太くん、一生懸命頑張ってましたよー!!

お家で褒めてあげて下さいね!


という事で、今週はここまで。

また来週、お会いしましょう!!


押忍。

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