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執筆者の写真尚志館管理人

20190309_中原支部総本部指導員稽古

皆さん、こんにちは!管理人です。


先週末は、中原支部で恒例の総本部指導員稽古がございました。

斎藤師範から都筑支部にもお声をかけて頂きましたので、県大会を目指すキッズたちとともに行ってまいりました。

今回はその模様をレポートしたいと思います。


お越し下さったのは、総本部の忠鉢先生と大金先生のお二方。

既にご存知の方も多いと思いますが、どちらの先生も日本だけではなく世界で活躍されていらっしゃる現役選手でもある先生方です。


折角なので、昨年の全国大会の1回戦の模様をご紹介しましょう。


管理人は、この試合を生で見ていましたが、『おっかない』という感想しか出てきませんでした。今回の稽古はこんなおっかない先生方が、笑顔でみんなをシゴいてくれます。


それでは、どんな稽古だったか、参加者限定の門外不出の部分は秘密にしながら、少しだけ皆さんにご紹介していきたいと思います。


まずは軽~く引き手を真っ直ぐ取る稽古から。

『いや~、総本部の先生とはいえ、一般の人との稽古だと優しいなぁ~』

と思えたのはここまで。ここまで準備運動含めておおよそ15分。


この後、徐々に笑顔でシゴかれます。(笑)


こちらは、半身⇒正面での下半身と腰の使い方の稽古。

普段の稽古でもこれはやるところも多いと思いますが、膝や後足、股関節に至るまで、細かい使い方を指摘されます。


この稽古でのポイントがこの日の稽古の集大成と言っても過言では無いと思いますが、正しい前屈立ちを意識しながらやると、太ももが猛烈に辛いのです。なので既に一般部の腰は上がり気味です・・・。

大金先生の腰の高さとの違いを見よ!

その後は、騎馬立ちで腰を使いながら三方向に突いたり、前屈⇒騎馬立ち⇒後屈と立ち方を変えながら、主に腰のキレと体重移動、それらを使った運足を稽古していきます。

ケツがデカくて前の子が見えねぇなぁ・・・と思ったらワタシでした。(照)

手前のYくんは、疲れたのか菩薩のような表情に。

詳細は秘密ですが、正しい立ち方が重要だというのを繰り返しやりました。

立ち方が悪い、例えば重心の位置が間違っている(前屈なのに真ん中に重心がある)と、逆突きを突いても、腰が不要な前後運動をしてしまって力が後方に逃げてしまったり、前進をしようと思っても「よっこいしょ」と一呼吸置いてしまって、素早い動きが出来ないなどなど、単に帯の結び目がどちらを向いているか?だけではなく、足の指から背筋に至るまで、細かく指導を頂きました。


ここに来られなかったみんなへ、少しだけ先生方のアドバイスを公開。

『前屈立ちの前足は、これ以上前に体重をかけられないというところを足指で抑える』

のだそうです。

こうすることで、前膝が安定するとともに、約束組手や自由組手で前進するときに、後ろ足が素早く引き付けられるとのこと。良く『前屈立ちでは前の足の指が見えなくなるまで膝を曲げる』と言いますが、これを別の方法で表現すると、こういう事になるのだと思います。


普段の稽古で腰が高いと思っている子供たちは、是非試してみて下さい。


この後、太極初段をバリエーションを少し変えながら何回か行い、前蹴りと横蹴りを左右ほんの50本ずつ、たったの200本だけ蹴って、前半戦の終了です。


嗚呼、しんどい・・・




休憩後は、色帯と茶黒に分かれて稽古です。


色帯は直接見れなかったですが、主に形の稽古かな?

今回の写真は中原支部さんからも大量にご提供いただきました!(感謝)

昨年もやっていた、目隠しでの形稽古。

視覚を奪われると、演武線を辿って戻ってくるのが、すごく難しいです。

特に転回するときに、今どこを向いているのかが分からなくなります。


茶黒帯は、組手の稽古。

とは言え、今年は自由組手ではなく、約束組手を使った基本がメインです。

という事で、まずは足腰の硬さをほぐすトレーニングから。


ここで先ほどの前屈立ちの基本が試されます。

写っていない子供たちにも腰が高い子がいますが、それはただの手抜き。

ですが、一般部の方はこれで全力です。

これ以上落すと大半の人が手をついて倒れるか、背筋が前に倒れてしまいます。(笑)


そんな人たちを、中鉢先生が優しく笑顔でシゴいていきます。

『おーい、もっと腰落せ~♪後足は親指で支えろ~♪背筋伸ばせよ~♪』


『 僕、こういう鬼みたいな事を笑顔で言えちゃうんですよ~(笑) 』 ← リアル鬼

ここで管理人、左足の土踏まずを攣りました・・・。

推定90kg弱の体重を支えるには、この姿勢は少々無理があったようです。


こうして腿、ふくらはぎ、脛と背中の筋肉を満遍なく傷めつけたら、やっと組手です。

今回は基本一本組手です。


そしていきなり厳しいご指摘。

『一本組手をする時に何を考えてやってますか?』

さぁ、皆さんは何を考えて一本組手をしていますか?

間合いはよく言われるのでみんな気を付けますよね。他にはどうでしょう?

攻撃する部位をきちんと狙うとか、そんな感じですかね。


他には何か意識していますか?


例えばタイミングなどはどうでしょう?何か考えながら狙っていますか?

多分、基本一本組手というと色帯がメインの稽古なので、緑や紫帯ならば仕方ないですが、茶黒帯ならば、「始め」の合図で何となく突いてしまうのはNGだと指摘されました。


届く間合いというのは、手が届く位置ではなく、踏み込んだ時に互いの腰がぶつかるような距離感だそうです。

(そこから受け手が一歩下がるので、結果として互いの膝が重なるような距離になる)

その間合いで立つからこそ、受け手も攻め手がいつ攻めて来るのか緊張をし、攻め手は相手を見ながら、受け手の呼吸や隙を見て攻撃をする事に意味があるとのことでした。


『一本組手は時間をかけていいんだよ。(忠鉢先生談)』


もしも普段の稽古で、何となく惰性で五本組手や一本組手をしている人は、是非頭を使った組手の稽古に取り組んでみて下さい。

きっと自由組手の時の間の取り方にも役に立つはずです。

他にも、

『攻め手は一歩だけ進み、絶対に寄せ足をしない事。そうでないと受け手が正しい間合いを計れなくなってしまう。だから正しい運足で返し技が当たったなら、その時は受け手の下がり方と間合いが悪いと思いなさい。』

といったようなアドバイスを頂きました。

他にも攻め手の腰の向きなどのコツを教えて頂きましたが、これ以上は参加者だけの秘密にしておきましょう。




そんなこんなで2時間の稽古もあっという間に終わり、最後に斎藤師範から総本部の先生方の前で形を打ってみたい人を募りました。


そこに手を挙げたのは中原支部のTくんとSちゃん。

いや~度胸あるなぁ。


都筑支部からは居ませんでしたが、折角のチャンスです。出稽古とは言え、積極的な姿勢は大事です。あと、昨日の稽古でも田嶌先生に言われていたけど、声ちっちゃいよ?

ただ参加するのではなく、『自分で考えて必要な行動する』事は欠かさないようにした方が良いかと思います。


稽古の最後はみんなで正座黙想をして、記念撮影です。



こちらは先生の隣に立つのが恐れ多くて大人が片方に寄ってしまった図

斎藤師範のご厚意で都筑支部だけでも撮らせて頂きました。

お忙しい中、稽古をつけて下さった忠鉢先生、大金先生ありがとうございました!

そして貴重な機会を頂いた斎藤師範以下、中原支部の皆様ありがとうございました。


この成果は県大会・・・と言わず早速尚志館杯で見せましょう!!



という事で来週は一般部プレゼンツ、尚志館杯の模様をお届けする予定です。

尚志館杯は毎年この時期に開催される道場内の大会です。


今年は新たな種目も追加されるとの噂・・・さてさてどうなるでしょうか。

お楽しみに!!


押忍

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