皆さん、こんにちは。管理人です。
今週は、予告通り尚志館杯の模様をお届けいたします。
今回の記事はかなり長めですよー!何といっても撮影した写真の枚数がスゴイ。
その数ナント・・・9,109枚!!
今どきの学校行事に随行のカメラマンだってこんなに撮らない。
写真の総容量64GB以上ってどんだけ撮ったんだと。
デジカメ万歳!高容量メモリー万歳!!技術の進化ってスゴイね!
という事で、その中から厳選した写真を使ってお届けする、夏合宿と双璧を成す尚志館の一大イベント、第6回尚志館杯の模様をお楽しみください!
この大会は、新年度で新しい学年を迎える子供たちへ、大人からの『贈り物』です。
運営も一般部と父兄で行い、文字通り" 尚志館の尚志館による尚志館 "の為の大会です。
春の県大会などを控え、選手は勿論、審判や係員にとっての予行演習も兼ねていますが、あくまでお祭りですし、外部の方は参加しないアットホームな大会です。
ですが、身内だけという事は、裏を返せば学年を問わない階級別の道場ナンバーワンを決める大会とも言えます。
では、早速参りましょう!
と、その前に。会場に入るとなぜか道場が一面紅白幕に・・・!
きっと卒業式シーズンなので、お借りしている中学校の剣道部の謝恩会の準備でしょう。
何にせよ、お祭り気分に拍車がかかります。
まずは大人達はコートなど試合会場の準備をしつつ、係など進行の打ち合わせをします。
何事も楽しむためには念入りな準備が大事なのデス。
それでは改めて大会の模様に・・・と言いたいところですが、その前に稽古の様子から。
大会とは言え、日曜日は稽古日なので、ちゃんと稽古もするのです!
この日は、ゲストのファミリーが海外から(?)いらっしゃっていましたので、一緒に稽古をしました。
その頃会場の外では、審判員による簡易講習会が行われていました。
この日が初審判という人もいるので、ドキドキです。
審判員は弐段から取得できる資格なのですが、初段の大人たちもこういう機会を使って審判のトレーニングを積みます。
と、徐々に陽も上ってきたところで、いよいよ大会の開催です!!
まずは、選手・・・ではなく師範入場!!(えっ?)
日本広しと言えども、道着を着てアコースティックギターとハーモニカを吹く空手の指導員はここにしかいません。生で見たい方は是非入会を!
注)この写真も、コンサート会場でも無いですし、福山雅治でもありません。
そして朝の挨拶を求める謎のコール&レスポンス。
紅白幕も相まって妙な雰囲気で始まりましたが、日本の伝統武道らしくまずは国歌斉唱をしましょう。国旗の日の丸は代わりに団旗の協会マークで代用。
では、厳かな空気の中、君が代を・・・
って、国歌はエレキギターで生演奏っスか!?
よく見ると分かりますが、師範の背中には君が代の歌詞が吊るしてあります。(笑)
ここで田嶌先生から、大会のルール説明。やっと大会らしくなってきました。
こうして、前置きが長くなったものの、いよいよ今年の尚志館杯の開幕です!!
ここで簡単にルール説明。冒頭で書いた通り尚志館杯は階級別で行います。
階級は白~紫帯の色帯クラス、茶帯クラス、黒帯クラスの3種類。これに種目は形、組手と別れ、合計6つの部で優勝を争います。
形・組手共に原則として県大会と同じルールで争いますが、色帯クラスについては、予選形が太極若しくは平安初段に限定されていたり、組手も基本一本や自由一本に限定されるなど、クラスに応じたものにアレンジされています。
なので、普段の稽古でキチンとやっていれば、誰でも出場が可能です。
そして、普通の大会と異なる最大のポイントは、『ハンディキャップ戦』という事で、それぞれの帯色に求められる技術水準を満たしているかどうかが重要なポイントになります。
ということは、相手が白帯だからと言って気を抜くことはできず、このルールのおかげでどの帯でも十分に入賞のチャンスはあるのです。
そして、今年の大会からは満を持しての『親子形』の開催が決まりました!
元々は、秋の県親善大会の種目ですが、この大会では黒帯のみでの参加が出来ません。
我が支部も今年で10周年を迎え、子供たちの成長と共に出場資格を失ってしまった家族が多くなり、欲求不満の親子たちにもチャンスをという事で、ここに帯色不問の親子形が追加種目となって登場しました!
という事で、まずは午前の形の部から参りましょう!
最初は色帯(白~紫帯)の部から。
よく見ると、試合に大きなお友達が紛れ込んでいるようです。
これも尚志館杯の特徴ですが、当日棄権で空席ができた場合や、一部の枠に一般部が刺客として放たれます。
ですが今年で6回目を数える大会にもかかわらず、未だその刺客の勝ち星は無しです。
刺客なのに1勝もできないとは、何か不思議な政治力を疑わざるを得ませんが、子供たちの間では公然と"謎のシード枠"と呼ばれてたりします。
順位は後で纏めて発表するという事で、続いて茶帯の部に行ってみましょう。
こちらの写真は、私が審判をしていたので私の撮影した写真はありません。
流石、高級一眼レフ+白レンズ・・・!!私のコンパクトデジタルカメラとは訳が違うぜ。
それ以前に単純に撮影技術とセンスに違いを感じますが・・・。
ここでも多数の刺客が放たれましたが、主役は子供たちなので、ここではカット。
最後は黒帯の部です。ここで私も撮影者に戻ります。
なので、再び臨場感低めの写真が混ざります。
一般部からのプレッシャーも跳ね除け、熾烈な予選を勝ち抜いた各部4名の精鋭たちによる、決勝戦の模様は動画でお届けしたいと思います。
・白~紫帯の部(寺本峻くん、 亀澤拓人くん、 馬場駿乃丞くん、 駒坂圭太くん)
・茶帯の部(澤田悠希くん、阿部正太くん、高橋海凪くん、阿部栞さん)
・黒帯の部(奥西祐世くん、高橋将太くん、 小坂奏太 くん、 福田奏さん)
以上の結果、形の部は以下のような成績になりました。
- 第6回尚志館杯 形の部 -
◆色帯の部
優勝 :馬場駿乃丞
準優勝:寺本峻
3位 :駒坂圭太
4位 :亀澤拓人
◆茶帯の部
優勝 :高橋海凪
準優勝:阿部栞
3位 :阿部正太
4位 :澤田悠希
◆黒帯の部
優勝 :福田奏
準優勝:奥西祐世
3位 :小坂奏太
4位 :高橋将太
入賞されたみんな、おめでとう!!
形の部が終わったら、お昼なので仲良くもぐもぐタイムです。
お昼ご飯を食べたら、イベントタイム。まずは今年も恒例のチーム対抗合唱大会。
言い忘れましたが、尚志館杯は赤青黄の3チームに分かれて個人戦の他にチームポイントを競います。勝ったチームには少し豪華な参加賞が配られるので、個人戦で1回戦負けしてしまってもチームの為に応援をし、その結果自然と見取り稽古ができるという画期的なシステムなのです。(実用新案登録出願)
そしてこの合唱大会もポイントに含まれます。なぜチーム対抗のイベントが歌なのかは謎ですが、師範がギター弾きたいだけなんじゃないかなどという事は、例え思ったとしても口にしてはいけません。
ところで写真を見ると、子供たちは何だか上を見ています、その目線の先には・・・
大先輩の楓也先輩が歌詞を掲げていました。(笑)
ちなみに見ての通り、歌う歌は毎年きまって「手のひらを太陽に」です。
それにしてもイケメンは何をやってもいちいちカッコイイです。
尚志館のOB生にイケメンやらキレカワ女子が多いのは気のせいでしょうか。
しかも空手の腕前も全国クラスとか、管理人が小学生の頃に習った『天は二物を与えず』という諺は一体何なのか?とさえ思ってしまう今日この頃です。
とまぁ、管理人の愚痴はさておき、ご飯を食べて大きな声で歌った後は、みんなお待ちかね景品争奪ジャンケン大会です。
子供たちの前に立ちはだかるのは、現在休会中の初代ジャンケンマンのシバさんに代わり、二代目に就任した尚志館のお祭り男" ヒデさん "。
わずか3回で子供たちは2名まで絞り込まれてしまいましたが、田嶌先生の計らいにより、2名での決勝戦を経て、何とか全滅を免れて景品を手にできました。
(写真が無くてゴメンナサイ!)
お昼休み最後のイベントは、県大会に出場する選手たちによる団体形の演武です。
折角なので動画でもお届けしたいと思います。
チームごとに撮影したので順番にどうぞ。
是非来月の県大会でも日頃の成果を発揮して全国大会を勝ち取って来て下さい!
ところでさ。ところでさ。今慈恩って流行ってるの?
オジサンの世代で"じおん"って言ったらコレなんだけど。
慈恩がダメっていう事は無いんだけどね、さっきの形の決勝もみんな慈恩だし、茶鬼のオジサンも、最近凄い慈恩にご執心だしさ。
しかも12月の昇段審査の時も、講習会で最後に分かれて選定形をやったら、みんな慈恩に行っちゃうし。
何がそんなにみんな『ジーク慈恩!』状態なのか謎なのよ。
管理人は選定形なら抜塞派なので、さしずめ連邦軍というところかな。慈恩軍の誰か、慈恩の良さを教えて下さい!
という訳で、話を戻して午後の組手の前に新種目の親子形の時間です。
今年のエントリーはなんと12組。
残念ながら、普段空手をされていないご父兄の参加は無かったですが、来年は是非この日だけでもお子さんと一緒に空手をやってみませんか?ジャージでもOKですよ!
ではこちらも動画で紹介しましょう。
トップバッターはいつも仲良く稽古をしている石川ファミリーから。
2番手は今年親子揃って黒帯になった北野ファミリー
3番手は茶鬼軍団の中で一番弱音を吐かない吉村ファミリー
4番手は尚志館の切り込み隊長の藤井ファミリー
5番手は・・・え?師範も出るんですか!?という事で田中ファミリー
何故か地味な寸劇も交えながらの演武ですが、よく見ると石川ファミリーの演武の後ろで仕込みをしているのがわかります。気になる方はもう一度ご覧ください。
良い子のみんなは、県大会などで決して真似をしてはいけませんよ。
そしてあの一芸の後でやり辛い6番手は、茶鬼の兄貴分の赤嶺ファミリー
7番手は久々の親子3人での登場となる田嶌ファミリー
8番手は熱血パパが率いる石垣ファミリー
9番手はえーっと、まさかの出場。平均年齢45歳の親子、隅山ファミリー
ってローカル大会で五十四歩小で団体形って・・・明らかに勝ちに来ています。
試合当日に初めて合わせて稽古をしたそうですが、結構念入りに打ち合わせしている様がたくさん写真に残っています。
10番手は管理人の阿部ファミリー
年を取ると足腰が辛いんだから、早く『直れ』って言ってよ!!待ちきれなくて自分で言っちゃったよ・・・。
11番手は親子揃っての実力派、藤田ファミリー
大トリはお母さんが今年から引きずり込まれた高橋ファミリー
お兄ちゃんの勇佑くんは、部活をやってから駆け付けたのか、体操着での参加です。
結果は、全ての動画を見た方はお分かりかと思いますが・・・
- 第6回尚志館杯 形の部 -
◆親子の部
優勝 :隅山ファミリー
準優勝:高橋ファミリー
3位 :藤田ファミリー
という結果になりました。そりゃそうだよね。このコンビでは負けることは許されません。
という事で、親子形の部の初代王者は隅山先生がお持ち帰りになりましたとさ。(笑)
来年は何としても二連覇を阻むためにみんな親子で稽古しましょう!
午後の組手の部も午前同様に色帯の部から行ってみましょう。
ここでも相変わらず刺客が送り込まれますが、やはり何かに取り憑かれているのか、ことごとく打ち破られて行きます。
そして、この呪いは師範でも打ち破れなかったようです・・・。まさに下克上。
という事で、来週からは道場破りに成功した有英くんの指導で稽古が始まります。
師範交代という衝撃も冷めやらぬ中、それでも試合は淡々と茶帯の部へと進みます。(笑)
最後は黒帯の部の自由組手です。
見ての通り、一般部は本気です。というか、子供の本気のスピードについていくには、こちらも本気を出さないと、本当に言い訳出来ないレベルで負けてしまいます。
こちらも激しい予選を勝ち抜いた各クラス2名による決勝の模様は動画でお届けします。
・白~紫帯の部(馬場駿乃丞くんvs寺本峻くん)
・茶帯の部(吉村太壱くんvs阿部栞さん)
・黒帯の部(小坂奏太くんvs奥西祐世くん)
- 第6回尚志館杯 組手の部 -
◆色帯の部
優勝 :馬場駿乃丞
準優勝:寺本峻
3位 :石垣有英
◆茶帯の部
優勝 :阿部栞
準優勝:吉村太壱
3位 :澤田悠希
◆黒帯の部
優勝 :小坂奏太
準優勝:奥西祐世
3位 :高橋将太
形と組手の2冠に輝いた駿乃丞くん、おめでとう!!
予定されていた全種目が終了し、最後は表彰式です。
入賞したみんな、おめでとう!
って、師範。何してるんですか・・・? まさか、メダルの授与を渋ってます?
ですが、これもまた黒帯にとっては毎年の事なので、子供たちも軽く流します。
でもここは、奪い取るフリだけでもしてあげて欲しい。
キミたちにはまだ分からないかも知れないが、それが社会的には正しいリアクションだ。
そして表彰台はなんと指導員&一般部の面々という特別仕様。この日だけだぞ!!
各写真、上から色帯・茶・黒の順番で、左が形、右が組手です。
そして親子形の入賞者にも・・・当然表彰台はあります!
その後、チーム対抗の結果発表ですが・・・
師範が誤って順位を発表してしまい、本当の優勝チームを忘れてしまいました。(笑)
確か赤チームが優勝だったかなぁ・・・?
終わりはいつも通り、名物の逆突き一本締めで締めでございます。
みんなで参加賞のお菓子をもらって、集合写真を撮影したら解散です。
余りの写真の多さに、選ぶのに時間がかかっただけでなく、PCのメモリーが足りなくなってしまい、書き上げるまでに12時間ほどの大作となってしまいました、ですが来れなかった皆さんにもイベントの雰囲気が伝わってくれたなら幸いです。
という事で、こんな楽しいイベントもやっていますので、新年度から空手を始めてみようという方は、是非一度道場に見学にいらしてみて下さい。来年この写真で賞状を持っているのはキミかもしないですよ?
見学の際はまずHPの"お問合せフォーム"よりご連絡を。
さて、来週の記事は未定ですが、幾つか候補を考えているので、お楽しみに!
それではまた来週。
押忍
【番外編】
最後に、刺客として送り込まれながらも返り討ちに遭い、コートの露と消えた哀戦士たちの雄姿をお届けしてお別れしましょう。(ガンダムへの熱いこだわり)
何か1名、子供の顔面に本気で突きを入れているように見えますが、そう見えるだけなのでご安心を。本人もあれ以上腕は伸びないと申しておりました。
来年こそは、旗の1本くらいあげさせてやりましょう!(笑)
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