皆さん、こんにちは!管理人です。
今週は特にイベントが無いので、ちょっと雑談的なお話でもしようと思います。
ニュースでも空手の世界選手権の結果をやっていましたね。
決勝戦は週末のようですが、形の喜友名選手、清水選手、組手の植草選手らの活躍が報じられた半面、荒賀選手や香川選手、染谷選手などが予選で姿を消すなど、日本のお家芸全開とまではいかなかったようです。最近はWKF、全空連の試合で空手協会の選手を見る機会は少なくなってきましたが、総本部の志水先生もナショナルチームのコーチを務めていらっしゃいますので、同じ空手道を志す者として、オリンピックへ向けて日本選手が活躍してくれるといいですね。
とは言えここ数年毎年のようにWKFルールが変更され、今度の1月にも変更が予定されているとのことですので、管理人的には空手普及の為にもオリンピック競技化には異論はないものの、ルールに振り回されて日本の伝統武道としての空手が、いつの間にか似て非なる別のスポーツにならない事を切に願います。
さて、それはさておき、最近このような試合を観ていると気付くのは、選手の専門化です。
勿論ルール違反ではないですし、人によって得手不得手がある上、オリンピックなどの国際大会の場合は、国ごとの出場枠が決まっていることもあるでしょうから、エントリーを絞るというのは止むを得ない背景があるのかも知れません。
ですが、人によっては組手の選手となると全く形の練習をしない人もいるとも耳にします。
国の威信をかけた大会ですから、勝つ為には仕方ないという考え方もあるのかも知れませんが、空手道に於いて形と組手は別物ではなく、本来基本・形・組手が三位一体で稽古されるものである事を考えたら、どちらも疎かにして良いものではないと思います。
実際に空手協会の全国大会では現在も数多くの選手が形と組手双方にエントリーをしており、双方で好成績を収めて総合優勝に輝いた選手も大勢いらっしゃいます。
例えばこちらの写真にある植木主席師範(右)や、今はドイツでご活躍されている越智師範(左)もその一人ですし、形の教科書と称され形7連覇の偉業を持つ写真下の大坂前副主席師範も然り、全空連ナショナルチーム前監督の香川先生も協会時代に達成しています。
協会と全空連を語る時に良く試合ルールの違いが語られますが、それに限らずこういった武道としての稽古への姿勢や在り方というのも大事なんだろうと思います。
これを読まれている皆さんはどうですか?
自分は形の選手とか、組手が好きと言ってどちらかに偏った稽古はしていませんか?
また、嫌いな稽古は手を抜いて稽古をしたりしていませんか?
形を独りで黙々とやるのは退屈ですし、組手で人を相手にするのも勇気がいるのも確かです。ですが試合の勝敗だけに囚われることなく、どちらも一生懸命稽古をしましょう。
真の強者は全てに秀でているというのは、先に挙げた諸先生方は勿論、先日の関八州大会でも師範が示してくれています。常に目標は高く、日々の稽古に精進しましょう!
来週末には熟練者大会、その翌週には関東大会が開催されます。
出場される選手の活躍を期待しましょう!
という事で来週も引き続きコラムで時間潰しです。(笑)
押忍
お、田嶌先生は出場されるのですね!
好結果のご報告もさることながら、記事の投稿も楽しみにしております!(笑)
げげげっ!
熟練者大会もう来週だった!
ヤバいっ、ヤバいぞっ!
ってならないように、皆さん稽古しましょう!