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執筆者の写真尚志館管理人

自己鍛錬


新型コロナウィルスによる急性呼吸器疾患、正式名称をCOVID-19と呼ぶそうですが、この感染症が1月末の旧正月辺りから中国武漢で流行を始めてから早1ヵ月と少々。

現在では世界中全ての大陸で感染者が出るなど、まだ当分は落ち着かなそうな様相です。


マスコミも連日トップニュースで報道し、国民の関心も高いこの話題ですが、市内でも港北区で大規模なクラスターが見付かる等、近隣区域で活動する尚志館にとっても他人事ではありません。

先週の内閣総理大臣の要請に応じて横浜市でも小中高等学校の休業が実施され、尚志館の稽古場である中学校の道場も今週末まで一時閉鎖となりました。


全国大会の予選でもある県大会も近づく中、選手の皆さんは心配が尽きないと思います。

普段皆さんを見守っているお父さん・お母さんや、指導して下さる先生方にとっては、勿論皆さんが稽古出来ない事も心配ですが、それ以上に皆さんが健康に育ってくれることを心から願い、心配をしていますので、県大会を目指す皆さんにとっては、健康管理もセルフマネジメントの一環だと思って衛生管理には充分ご注意ください。



という事で、今年度の稽古もいつから再開できるか見通しが不透明ではありますが、何を書くか非常に悩んだ末の記事は、自宅での稽古について少し触れてみようと思います。


早速ですが、皆さんは道場以外でも稽古をしていますか?

平日は仕事で忙しく日曜の定例稽古しか参加できない一般部はともかく、子供たちは平日の稽古にも参加している子が多いでしょうから、稽古日以外は遊んだり勉強して過ごして、稽古しないよという子も多いんじゃないかな・・・と思います。


人によって意見はあると思いますが、管理人はそれも悪い事だとは思いません。子供ですから、やりたい事は沢山あるでしょうし、色々経験を積むという事は、この時代しかできないことかも知れないので、よく遊びよく学べを貫いてもらえればいいと思います。

ですが、今は公園で遊んだり、お友達の家に行くのも憚られる時期。しかも稽古までないとなると、その分を上手に使って生活をしたいものですよね。


日本の住宅は海外の邸宅に比べると狭いので、形を打ったりというのは難しいと思いますが、畳1畳あれば出来るのが空手です。しかもよく見ると道場には無いアイテムがあって、稽古に活かせたりするものです。


例えば立ち稽古をするにしても、洗面所で行うと鏡で自分の形をチェック出来て便利だったりします。他にも廊下の手すりを使って回し蹴りの稽古をすると、初心者でもバランスを取りやすくなったり・・・といった次第で、道場でやるのとは一味違う稽古が出来ます。


噂によると、敢えて壁沿いで突きを出して、脇が開かないように矯正したという師範もいるらしいですが、要は使い方であって、狭いから出来ないではなく、狭さを逆手にとって何が出来るか?という工夫が稽古なのだと思います。


管理人も流石に2週間稽古が無いと身体が鈍ってしまうので、狭い廊下で鉄騎初段を打ってみたり、壁に向かって突いて間合いを確認したりと、気楽に空手を楽しんでいます。

皆さんも県大会へ向けて、出来ることから始めてみましょう!


道場でする事だけが稽古ではありませんし、身体を動かす事だけが稽古でもありません。

去年の自分の試合や上手な人の試合のビデオを見て反省や勉強をするのも立派な稽古だと思います。


元巨人軍の長嶋茂雄氏の言葉に

「努力は人が見ていないところでするものだ  努力を積み重ねると人に見えるほどの結果が出る」

という言葉があります。


みんなが稽古出来ない時が自分が伸びるチャンスと思って頑張りましょう!


ではまた来週!


押忍


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