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伊勢と弾丸ツアーと私

皆さんこんにちは!管理人です。

今週のタイトルは「部屋とワイシャツと私」のようなタイトルでスタートです。

お盆休みという事で、稽古も無いですし久々に管理人のコラムでも。

先日お伝えした全国大会の記事の中で、伊勢までの強行軍の話を書いたと思いますが、今回はその模様を皆さんにもお伝えしたいと思います。


予め言っておきますが、決してこの記事は片道430㎞の距離を週末だけで往復する事を推奨する記事でもなければ、スーパー銭湯を褒めちぎる記事でもありません。

いや、後者はそうかもしれない・・・。


では、40時間で横浜から伊勢まで試合観戦をして往復してくるという無茶な企画、どんなおバカツアーだったのか、ご覧ください。


1日目(出発日)

管理人は当然ですが普通のサラリーマンです。なので、金曜日のこの日は仕事なのでオフィスにいました。ですが、かなり自由な社風なのを良い事に、仕事を部下やパートナーさんに任せ、お昼にオフィスを後にします。(ちゃんと早退手続はしてますよ!)


そして自宅に戻ると、日々飲んでいるクスリがツアー中に切れてしまう為、その補充のためにかかりつけ医のところへ・・・この歳になるとあちこちが生活習慣病に侵されて、クスリが欠かせないのです。

通院が終わったら、今度は愛車にガソリンを給油して、綺麗に洗車します。

神社の総本山、伊勢神宮に汚いクルマで乗り込んだとあってはバチ当たりですからね。

クルマもきれいに清めてから出発です。


この時点で既に18時半。空がそろそろ夕焼け模様になる頃です。

自宅の外でする準備はこれで全て終わったので、後は自宅での支度です。

まずは急いでカバンに着替えなどを詰め込みます。

しかし詰め込んだカメラが、12時間後にただの荷物になろうとは、この時管理人は知る由もありません・・・。(だから初日の写真は殆ど無いのです・・・)


そして程なくして帰宅した妻と共に、夕食として近所の丸亀製麺へと向かうのでした。

丸亀製麺にした理由は2つ。

1つ目は、直ぐに食べられること。

途中で仮眠をとる為に早く出発したかったので、食べるまでに待たされるお店は却下。

2つ目は、冷たい食べ物である事。

暑い中、汗をかく食べ物は食事時間が長くなるので、冷たい食べ物をサッと流し込む。

上記条件をすべて満たす近所の外食となると、自ずと丸亀製麺となった訳です。


運転中眠くならないように腹八分目・・・と思いながらも、つい注文時に『大盛!』って言ってしまうのはメタボ族の悲しい性・・・。


こうして準備を済ませていざ出発!!と思った20時、スマホに着信が。

何とここで田嶌先生からのスペシャルミッション発生!


その名も

緊急ミッション:

『翌朝までに安藤先生まで監督証を届けろ!』

どうやら事情を聴くと、中原支部の安藤先生が自宅に監督証を忘れてしまったとの事。

これが無いと監督としてアリーナに入ることが出来ないので、川崎の自宅から届けて欲しい、と。因みにこの時既に安藤先生は伊勢にいます。

ブログのネタにするという許可は貰いませんでしたが、私にお願いするという事はこうなるというのは自然の摂理。ブログネタと引き換えに喜んでお受けします。

自宅から監督証のある中原区までは距離にしておおよそ20㎞。片道430㎞のドライブは470㎞に延長されました!(笑)


ですがこんなこともあろうかと私には昨年購入したMTのスポーツカーがあるじゃないか!!今こそ愛車の実力を見せる時です。

新東名も試験的に最高速が120㎞になっている今、これでこそドライバー魂に火が付くっていうもんです。


さぁ、仮眠時間を確保するためにもグズグズしては居られません。

早速自宅を出発して中原に向かいます。


(中略)


そして颯爽と中原に到着。奥様から華麗にミッションアイテムを受け取り時計を見ると、


もう、1時間も経ってやがるッッッ!!


下道じゃ私の車がフェラーリだったとしても結果は変わらなかったでしょう。


当初の計画ではこの時間には御殿場の先にくらいにはいた筈。それが現実は未だ神奈川県内。しかも自宅から遠ざかった位置という事実。

さぁ、ここから挽回しないと睡眠時間が無くなるぞ!幸いここから東名川崎までは遠くない模様。高速にさえ乗ればこっちのものです。

なーに、まだ9時間もある。勝負はこれからだぜ。


そして東名高速に乗ると、流石夜の高速道路。全く以て快調です。

移動の正味は、見積りでおおよそ5時間。実際は渋滞知らずで常時100km/hで移動すれば4時間もあれば到着です。これは勝った。チョロいミッションです。


こうしてあっという間に御殿場を過ぎて車は静岡県内に突入。

初利用の新東名にワクワクしながら、御殿場JCTを通過します。

そしてそろそろ静岡県も半分くらいを過ぎて1回目の休憩という事で、選択したのは新東名の静岡SA。仕事で厚木に行くことが多かったので、海老名SAはよく利用していましたが、あそこは有数の人気SAということで綺麗なのも頷けるのですが、新東名のPA/SAもまだ新しいのでどこもきれいで使いやすそうですね。

この時点で時計の針は23時過ぎ。休憩を入れて残り時間は7時間弱です。

流石120㎞/h道路。このペースならばひと眠りできそうです。


という事で、ここで出発前に休憩場所のチョイスを始めます。

時間が無ければPAで車中泊と思いましたが、これだけ時間があるならば少しゆっくりしましょう。最近会社の一部で流行りのサウナに入るべく、ネットで検索します。


すると、愛知県内で大きな人気サウナが2つ。

1つ目はウェルビー栄、もう1つはサウナイーグル。ウェルビーは愛知県内に複数店舗持つチェーン店で名前の通り名古屋の栄に立地。イーグルの方は知立市という事で、東名から程なく近い距離の立地。


サウナの人気ではウェルビーの方が色々上のようですが、ここは時間優先で出来るだけ遠回りを避け、行きはイーグルで休むことに決定。ウェルビーも気になるので、ここは帰りの候補にでもしましょう。


という事で再び120㎞/hの道路を爆走し、気が付けば岡崎JCTを過ぎて愛知県に突入です。

カーナビに従って目的地のイーグルに到着です。

分類としてはスーパー銭湯に属するようですが、ボウリング場とパチンコ店を併設する複合娯楽施設の一つの位置付けのようです。

時計を見ると時刻は午前1時半。2時からは宿泊料を取られるそうですが、どうせゆっくりするつもりなので問題ありません。

このお店、特徴は『通称:グルシン』と呼ばれる10℃未満の水風呂です。

サウナの温度は店により様々ですが、水風呂は大体15℃から18℃前後というのが一般的。

これでもサウナに入った後だから入れるのであって、小学校のプールなら今日の体育は中止って言われちゃうような冷たさです。

それがまさかの10℃未満。つまりシングル。それを入れ替えて"グルシン"です。

管理人もサウナ白帯の初心者という事でグルシンに初挑戦です。


でもって結果から言うと、轟沈しました。

冷たい。冷たすぎる。水風呂に入った時にできる身体と冷水の間の温水層を"温度の羽衣"と呼ぶのですが、余りの冷たさに羽衣なんて出来やしない。

形状がお風呂というより、プールの消毒槽という感じの、脇下の深さまでひたすら階段を下っていくスタイルなのですが、下まで入った瞬間に指先が冷たさで痛くなって10秒と我慢できずに撤退しました。

その後浸かった17℃の水風呂は、まるでお湯のようでした。(笑)


と、そんな感じでサウナで汗を流しながら身体を整えること4セット。

気温も深夜という事で下がってきており、外気浴が涼しく感じ、イイ感じに整ったところでふと時計を見ると・・・


午前3時半・・・!?


何と2時間も風呂とサウナに入ってしまいました。

ここから会場までは約1時間40分。6時の駐車場オープンまで着替えなどを含めて50分しか余裕がないじゃないですか!!

確かにサウナ10分、水風呂5分、外気浴10分の1セット25分を4回繰り返せば、それだけで100分。それ以外にも風呂に入ったり、身体を洗ったり・・・なんていう事をしていたら、2時間なんてあっという間です。


という事で慌てるのか、というとサウナで心身共に整った管理人は、心に謎の余裕ができ、慌てることなく着替え、一服し、水分を補給して休憩室で横になります。


本当はサウナを上がったら、ここでひと眠りして・・・と思っていましたが、流石にこの時間から寝たらアウトなので目は閉じません。というか、サウナでぐったりというよりも、温冷交代浴の効果で神経がスッキリしてしまい目が冴えているので、リクライニングチェアでTVを見ながら時間を確認し、出発タイミングを計っていました。


こうして午前4時にサウナを後にし、ミッションの最終目的地、伊勢を目指します!


こうして「名古屋港って大きいなぁ~」とか「長島スパーランドってこんなとこにあるのか~」とか思いながら車を走らせ、いよいよ三重県に突入した頃、遂に恐れていた睡魔が襲ってきます。流石に事故ってGAME OVERというのはマズいです。ですが現在カーナビの示す到着予想時刻も当初の目標時刻と同じほぼ6時。

ここまで車の平均時速、この先の混雑具合を確認し、10~15分ならば寝れると判断し、最寄りのPAに緊急着陸。(眠さと土地勘の無さから、どこか分からず)


クルマを停めると速攻で椅子を倒し、寝る態勢に入ります。


Zzz・・・


・・Zzz・


・ZZZ・・Zzzz


おはようございます・・・。


という事で起きてみたらナント30分も寝てました!(笑)


カーナビの到着予想時刻は当然ですが6時半を指しています。

まぁ寝てしまったものはしょうがない。事故ってからじゃ遅いのでこの判断は正しい筈。

ですが、私には観戦以外にも負けられない戦いがある。


中原の子供たちの為、監督不在で試合に臨むという不幸な目に遭わせないためにも、ここから安全かつ確実に目的地への到着を目指します。


なーに6時半に着いても、まだ大丈夫。6時に駐車場オープンで600台はそんな簡単には埋まらないだろう。どうせ開場は7時なので、そこまでに届ければ、無事ミッションコンプリートなのだから。


そうして高速を降り、会場付近までくると最後の難関、駐車場の順番待ちです。

嗚呼・・・この存在を忘れていた・・・

ここで待たされた挙句、遠方の臨時駐車場に連れていかれたのでは堪らない。

どうやら、駐車場に連なる道路は自分のいる道を含めて3本。

これらからほぼ均等に駐車場に向かって流入している。つまり自分のいる道が30台待ちならば、実際のポジションは大体90台目という事になる。

ここから見える駐車場の空き具合と列の長さを測りながら、祈る事10分。

無事、何とか最寄りの駐車場(の隅っこの方)に停めることが出来ました。


こうして、無事開場までに到着し、中原支部の安藤先生へ監督証を届けてミッションコンプリートです!


ふぅ・・・当初はもっと楽に行けると思っただけに、ここまでギリギリになるのは想定外でした。でも何はともあれ中原支部のお役に立てて良かったです。


という事で、本来の尚志館の子供たちを応援するというミッションに続きます。



2日目(観戦日)

大会レポートの記事にも書きましたが、会場内は蒸し風呂のような暑さ。

取り敢えずまだみんなが集合するまで我慢しながらハンカチで拭います。


ですが、流石の暑さでハンカチも水を吸わないほど濡れてしまいました。

暑さ対策で最近流行のハンディ扇風機とタオルも持って聞いていたのですが、それは着替え一式と共に別のカバンに入れて車のトランクです・・・。


だって駐車場は目の前だし、会場まで10分切ってたから、室内入れれば涼めると思ったんですもの・・・


という事で緊急ミッション第2弾。

『冷涼アイテムをゲットせよ!』


という事で、開場に合わせてオープンすると思われる物販エリアに向かいます。

やはりあります。武道用品メーカーの限定グッズ販売です。


ですが管理人はそんなものには目もくれず、各ブースを回りながら、

  • 団扇

  • 扇子

  • タオル

  • 飲み物

の類の有無を見て回ります。

特にタオルは大会記念のモノもあるので、小ロットの高価なモノを掴むよりも、通常販売してそうな大量生産品を物色して回ります。


すると、やはり価格となると安定の強さの尚武さん。

JKAのネックタオルと団扇セットで1800円のお買い得価格です。

(これが安く見える時点でイベントに踊らされている?)


特にタオルは端に謎のファスナーが。一緒に観戦していた一般部の健一さんとも話をしましたが、マウスピース入れなのではないかと。なるほど、言われてみれば一理ある。

と思ったら健一さん。そのファスナーに小銭を入れてました。

うん、普段使いならその方が便利ですよね。


こうして、開会式までに無事暑さ対策を整え、開会式で仮眠をとることが出来ました。

その後は試合の内容などは既報の通りなので割愛し、試合後のお話から。


1日目の試合予定が翌日にずれ込む公算が高くなってきた16時頃、横浜への移動に備えて会場を後にします。

とは言えまだ人々が活動する時間帯。MT車で渋滞に巻き込まれたのではかないません。

出来るだけ人と活動時間が被らないように時間調整をします。


という事で、一応家に受験生の娘を抱える父として、伊勢神宮でお参りをしてから帰ることにしました。

伊勢神宮は、会場から20分程度のところにあります。内宮と外宮のどちらに行くか悩んだのですが、天照大神にウチの娘の受験のお願いをするのも畏れ多いかと思い、今回は外宮にしました。(本来そういうものじゃないです)


という事で目的地に到着です。こちらは外宮の表参道。

別に家系的にも宗教信仰がある訳でもないので、あちこちの神社仏閣巡りをするような性格では無く比較ができないのですが、やはり神社の中の神社と言われるお伊勢様は入り口から雄大です。神宮の周りも、高いビルなどが無く歴史の重みを感じるような街並みです。


早速中に入りお参りしてみます。

歩いていると目に付くのは子供たち。よく見ると協会Tシャツを着ている子などが多く、私と同じ全国大会帰りの人が多い模様。(笑)

外宮の正宮である豊受大神宮を目指していると、途中4つの別宮があります。

それぞれ回って、いよいよ豊受大神宮へ。

この鳥居の先からは撮影禁止なので、行かれる方は天罰を受けぬよう振る舞いにご注意を。

無事家族の安全と子供たちの受験を祈願し、ついでに自分の御朱印帳を貰って(人生初)帰ってきました。


そして時計はこの時点でまだ夕方5時半過ぎ。

このまま横浜に帰っても良いのですが、睡眠不足のまままた430kmドライブは危険なので、またどこかで休憩をして、一眠りしてから帰る事にします。


予定では前日候補にしていた名古屋のサウナで一泊と思ったのですが、名古屋の有名サウナ店のカプセルホテルが予約で一杯だったので、知らぬ店に冒険して失敗するのを恐れて、止む無く昨日と同じ知立市のサウナに寄っていきました。


今度は朝まで居ても平気なので、昨夜のように時間を気にすることなく、サウナを満喫し、サウナ飯も食べ、一杯ひっかけて、ついでにマッサージもしてもらい朝までぐっすり休みました。



3日目(帰宅日)

翌朝、本当は明け方には起きて道路が混む前に出発予定だったのですが、リクライニングシートで起きてみると、付けっ放しにしてあったTVでは、プリキュアを放映しています。

つまり手元に時計は無いものの、8時半過ぎであることは確定。

またしても予定をオーバーして寝過ぎました・・・


とは言え、家族にはゆっくり帰ると伝えてあったので、慌てることなくもう一度風呂に浸かり、ディープリラックスをして、ゆっくりしてから出発します。

やはり風呂は人の心に根拠のないゆとりをもたらします。(笑)


幸い帰りの道は上りの午前中だからか、まだ渋滞しておらず、日差しが強くて眩しかったですが、道中はマニュアルのシフトも常時6速のまま静岡県内を抜けていきます。


途中1回だけPAに停車し、会社の人たちへお土産を買って帰りました。

何で、伊勢で買わないのかって?

買おうと思ったのですが、伊勢と言えば定番は赤福。ですが赤福は生モノなので、賞味期限が短く、次の出勤日まで消費期限が持たなかったのです。


という事で、どこに行くとも会社には伝えていなかったのを良いことに、定番のうなぎパイを購入して出発します。

こうして走っているうちにふと時計を見ると、時刻は御殿場付近で昼の12時。

日曜の稽古はボランティア教室が13時ですが、通常稽古は14時から。

これは間に合わないと思っていた稽古に間に合ってしまいそうです。


という事で最後の緊急ミッション発動です。

『伊勢帰りの足でそのまま稽古に参加せよ!』


とは言え、過去2つのミッションに比べれば、渋滞が無いことも把握しているので、難易度は低めです。むしろ体力とか気力的に、朝まで愛知にいたのに、昼明けから道場で道着を着て稽古をしているという事の方が耐えられるか心配です。


結局そんな心配も他所に普通に13時に自宅に着き、洗濯ものを出し、道着に着替えて子供と共に道場に出発しました。

道場の稽古は暑くて吐き気がしましたが、横浜で応援してくれていたみんなにも、道中田嶌先生から入った個人戦の結果も含めてお伝えし、今回の遠征取材も無事終了です。


来年の全国大会は岩手ですね。今度は伊勢を上回る片道500kmオーバーの距離です。

オリンピックの影響で開催日も夏休みではなく9月ですし、流石に来年は我が子が出場できなければ横浜から応援かな・・・?(笑)


という事で、0泊3日(道中サウナ泊あり)の伊勢弾丸ツアーの模様をお届けしました。

これを読んでる一般部の皆さん、是非今度の自主練の後は一緒にサウナに行きましょう!

サウナの楽しみ方を伝授しますよ!

 

さて、来週は師範のアジア・オセアニア大会が開催されます。

管理人はまたまた出張で同じアジアでもお隣の大陸に行っていますが、一般部から茂樹さんと秀さんの2名が現地まで応援に行かれるそうです。

最近毎月出張なので、これを機にJALのマイル修行をするべきか悩んでいる管理人にとっては東南アジアへのフライトは羨ましい限りですが、お二人から現地観戦の記事が届き次第、こちらにアップしたいと思います。

(状況次第では速報とレポートを分割して掲載するかもしれません)


それではお楽しみに!!


押忍

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