皆さんこんにちは!管理人です。
先週は編集に手間取ってしまいましたが、お待ちかねの合宿の記事をアップさせて頂きました。全国大会との関係で急な日程変更となり、残念ながら参加できなかった方もいらっしゃったと思いますが、参加できなかった方々や、これから入会を検討されている方々にとって、尚志館の雰囲気が伝わってくれたら幸いです。
後で読み返してみたら、どうも写真が重すぎるのか、PCだと文字の背景が飛んでしまうケースがあるようですね。
記事を出し惜しみするつもりはないですが、読みやすさの為にも長文の場合には、二部構成にするなども、今後は検討したいと思います。
さて今週は5回目となるこの企画。指導員紹介です。
今回は客員指導員としてお越し下さっている鬼山・・・失礼、隅山(父)先生です。
普段は仏の如く優しい先生ですが、稽古中に気が弛んでいる子供たちを見ると、鬼のようにニョキニョキと角が生えてきます。
最近は尚志館のレベルアップのために優しさも少し封印気味ですが、孫のような世代の子供たちへ、変わらず愛情たっぷりの稽古をして下さっています。
これ以上書いていると、隅山先生に角が生えかねないので、早速いってみましょう!
質問①:空手道歴は何年ですか?
約53年になります。
質問②:空手を始めたキッカケは何ですか?
通っていた高校が進学校だったため、成績下降気味の自分に部活自粛し、成績を上げるようにとの指導を受けました(今では考えられない指導?)
部活を止められた為(それに反発して)鎌倉の和道流に通い始めました。
親は空手道場に反対でした。(親の反対理由は、当時"姿三四郎"という映画、テレビ等が流行り、柔道は良い者、空手は悪役と相場が決まっているというものでした。本当は勉強しろと言いたかったのでしょうが?)
親の助言をきかない私のその後の人生は惨憺たるものでした????
質問③:尚志館(空手協会及び松濤館流)以外にも空手の経験があれば教えてください。
②のようなことで和道流 蔵並会に約10年間お世話になりました
蔵並先生(前神奈川県空手連盟会長)(日大OB)は亡くなられましたが、稽古は厳しく鎌倉市場屋上での床がコンクリ-トで真冬の稽古は辛かったのが思い出です。
おかげで名選手も続々と育ちました。
・若名井勝美(前鎌倉空手道連盟会長)(日大OB)
・鈴木雄一(国体3連覇、世界大会2連覇など、、、)(東海大OB)
その他にも数々の猛者との稽古が私の空手基礎となっています。
鹿島建設空手道部にて25歳から現在にいたるまで修行しております。
入部当時、儀間真謹師範(糸洲安恒直門、船越義珍の兄弟弟子)の教えを受け松濤館流空手を一から修行し直しました。
日本空手協会には約25年程前愚息たちが空手修行を始めるとのことにより沼津(当時出向先)にて入会。道場にて師範代を務めており、また、各大会の審判も務めておりました。五年後鎌倉に戻ることになり、戸塚支部にお世話になっています。
質問④:主な空手の戦績を教えてください。
和道流時代は、神奈川県大会ベスト4、和道流世界大会出場など、結構試合にも出場したのですが、当時会社の空手道部からは対外試合が禁止(社会人として怪我をしてはならないという理由で)25歳から60歳まで試合経験がありません
(とは言うものの、稽古においての怪我は結構多く、私も鼻の骨折その他も多数経験しております??????)
時代は移り、鹿島空手道部の岩松先輩が、日本空手協会の副会長になり、急に試合に出場してもよし!との話になり、最近チラホラと試合に出場しています。
(私の空手人生を返せ!!)
質問⑤:尚志館に入門された理由を教えてください。
ある試合後の整列をしている時に、尚志館の堂阪さんと隣になり、『先生、組手が強くなるにはどうしたらいいんですかね?』と質問を受け、『それなら、うちの会社の空手部にでも、稽古にきたら!?』などと誘い、田中先生に許可を受けました。
(田中先生とは初対面でした)
現実に堂坂さんが会社の稽古に参加されたので、ご挨拶がてら、都筑の稽古にも参加しなくては、、、と思い伺ったのが最初だと思います。それから都筑の練習生生活が始まりましたたしか5,6,7年くらい前だったと思います。
質問⑥:指導員になられた(志した)理由や背景を教えてください。
⑤のような経過の為、今でも尚志館の練習生だと自負しております。
(その割には 多く口も、手も、足も出しているので反省 反省)
質問⑦:得意形は何ですか?
型はあまり 得意というのがないのですが、しいて言えば
・チントウ(協会の岩鶴)
・公相君 ク-シャンクウ (協会の観空大)
ですが型の披露はご勘弁下さい。
質問⑧:形・組手問わず、空手における自身の得意技(決め技など)があれば教えて下さい。
得意技はありませんが試合組手に於けるステップによる間の取り方などに若い頃に自信がありました。とはいうものの寄る年には勝てず、最近の試合は反則を繰り返す打ち合いの試合ばかりしています。もう少し楽に勝てる方法を知っているはずなのに、、、、反省 反省
質問⑨:空手をやっていて『良かったなぁ』と思った事やエピソードを教えてください。
色々な諸先輩、後輩、先生方、生徒との出会いがあったことです。良い人とも、そうでない人とも、出会ったことが良かったと思うことです。
特に田中先生と出会ったことは、もう一人息子が出来たような気持ちで大変嬉しく思っています。
質問⑩:反対に空手をやっていて後悔した、もう辞めたい、辛かったなどと思った事やエピソードと、それをどうやって克服したか教えてください。
怪我をした時、特に調子に乗って気が緩んだ時の怪我にはほとほと自分に愛想が付きました。(数多くあります)
年齢をかさねて思い起こせば、反省することにより謙虚になることが空手だけではなく、社会生活に於いての肥やしになったと感じています。
質問⑪:指導員になられて、何か心掛けていることやポリシーがあれば教えてください。
一社会人として"空手の修行は一生"(空手だけではなく 他のことに於いても修行は一生)ということを心掛けていますし、指導したいと思っています。
質問⑫:指導員になって指導の内外で苦労したことは何ですか?
指導者によっては勝負にこだわり技のみを指導する方がいるが、技術よりも心術、特に正しい心、礼儀、所作を指導してもらいたいと話したことがある。困ったものだ。
質問⑬:先生から見た尚志館の印象や特徴などをズバリ一言でどうぞ!!
勿論 熱血田中先生の指導、ご父兄たちのご協力に感謝の一言です。
(私の様な、好き嫌いの多い変わり者が何年も通うはずがありません)
質問⑭:尚志館で学ぶ門下生や、これから空手を始める方々に一言お願いします!
私の好きな言葉に(富名腰義珍師 空手二十箇条)の
"空手は湯の如し 絶えず熱を与えざれば元の水に還る"
があります。どうぞ頑張って修行して下さい
質問⑮:最後に、読者を含めた世界中のみんなに何か伝えたい事があればご自由にどうぞ。
どうぞ思いやりの深い人々が多くなる世界になりますように!
如何でしたか?こんな豊かなキャリアを持った先生に教われるという事は、それだけで素晴らしいことだと思います。
先生ご自身もまだまだ道の探究者との事ですが、これからもずっと皆さんの事を見守ってもらえるといいですね。だ・か・ら、絶対に怒らせないように!!
という事で、次回は田中師範の・・・をお伝えする予定です。
敢えて内容は秘密ですが、道場生は分かってますよね?
きっといい記事になるネタを沢山用意してくれると期待しています。
是非お楽しみに!
押忍
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