皆さんこんにちは!管理人です。
今週は色々迷った挙句、空手の漫画について取り上げてみようかと思います。
オリンピック採用競技の前から、一定周期で巻き起こる格闘技ブームの影響もあって、巷には少なからず空手をモチーフにしたマンガが出ています。
管理人はそこそこアニメオタクですが、マンガも好きなのでチョイチョイこういったモノにも手を出す訳ですが、今回はそんな空手漫画から幾つか皆さんにご紹介しようというコーナーです。
まぁ、要はネタ切れという事ですが、空手はやるのも楽しいですが、日頃の稽古とは違う空想世界独特の世界も意外と楽しいものです。
男の子なら一度は憧れるであろうヒーロー願望からスポ根モノ、青春モノまで様々なタイトルの中から管理人の好みでいくつかチョイスしてみました。
近頃は外出も敬遠されがちなこのご時世、家に籠る時に読んでみては如何?
という事で早速行ってみましょう!
その1:空手バカ一代
言わずと知れた空手漫画のはしりであり金字塔。
内容としては極真会館で知られる大山倍達氏の半生を描いた伝記的漫画です。もちろんフィクションも織り交ぜているそうですが、結果として極真会館を始めとするフルコンタクト空手のブームのキッカケを作った漫画でもあります。
原作はタイガーマスクなどでお馴染みの梶原一騎氏、作画はつのだ☆ひろ氏の兄でもあるつのだじろう氏。如何にも昭和テイストの空手漫画で、改めて今読むとイマドキの漫画とは一味違った読みごたえがあるかと。ちなみにこの内容で当時週刊少年マガジンに連載だったというのだから驚きです。
上記の通り、ほぼ極真会館のプロパガンダと言ってもいいようなフルコンタクトツエーのストーリーですし、その過程で伝統派空手を寸止めと呼んで卑下するシーンもあるので、そういうのが苦手な人は敬遠されたし。
その2:押忍!!空手部
こちらも昭和末期に連載開始され10年以上に渡り連載された有名な漫画です。
タイトルには空手部とありますが、空手部的な内容は序盤のみで、不良系抗争の話題がメインになっていきます。しかも中盤からは中国拳法なども取り入れ、発勁を習得したあたりからは、ドラ○ンボールよろしくジャンプ系漫画によく見られるパワーインフレが激しくなります。
空手漫画と呼ぶには少し遠いものがありますが、昔の体育会系のノリが楽しめるので、読んでみても損はしないかと。
ちなみに技の名前には空手に馴染みのある用語が多いです。
その3:空手小公子 小日向海流
空手を題材にした漫画の中では、比較的真面目に空手に軸を置いて書かれています。
流派的にはフルコンタクト系をモチーフにしていますが、時代柄K-1などの格闘技ブームを考えると止むを得ないところ。
一応学園モノがベースなので、ヒロインとのラブストーリーもあったり、空手ばっかりじゃちょっと・・・という方にも読めるテンポのいいストーリーです。
中盤からはK-1のような立ち技系格闘技大会に舞台を移しますが、それも前述の通り時代の流れなので、それを意識して読むと懐かしい気分が味わえます。
ちなみに主人公小日向の先輩の武藤はどう見ても正道会館の佐竹選手に見えます。
その4:コータローまかりとおる!
これを空手漫画と呼んでいいのか?と言われると甚だ疑問ですが、そうでもしないと、読み切りはともかく連載モノとなれば生粋の空手漫画なんて5本指で数えられる程度も無いでしょうから、道着を着ていますし、主人公が使う技は空手なので、これも一応空手漫画という事で。
内容としてはあくまで学園モノの域ですが、至る所で格闘要素は盛り込んできます。ですが、それと同じくらい少年誌らしい爽やかなお色気シーンも盛り込まれていたので、管理人ら当時の青少年には人気の漫画でした。
その5:ハンザスカイ
最初に空手バカ一代で100%空手の漫画を紹介し、その後空手"風味"の漫画が多かった中、やっとここでまた100%空手の漫画の紹介です。
競技ルールは全空連ベースですが、空手部としての学園ストーリーと、武道としての『道』に重きを置いたストーリー展開をしてくれます。
全編通して競技空手の試合メインのストーリーで、展開が早く、全部で13巻と一気読みとしてもボリューム的にも丁度いい感じです。
ちなみ作者も空手経験者で、主人公の通う高校の空手部は松濤館流ということで、これを読んでいる方々にも受け入れやすい内容で個人的にはとてもお勧めのタイトルです。
※一部再編集しました。ルールが現行全空連ルールと違ったのは、制作時期の違いによるものです。
番外:修羅の門
主人公が使うのは空手ではなく古武術に近い殺法なので番外としましたが、空手系格闘漫画と言えば、これは外せないでしょう。
当時、陸奥圓明流の奥義の数々を真似した少年たちも多かったでしょう。ええ、管理人も大学生にもなって虎吼の練習しましたもん。
勿論一子相伝と言われる奥義を会得することはありませんでしたが・・・。
これも他同様、当時の総合格闘技ブームに乗っかり、空手以外のフィールドで闘うシーンが多いですが、その技には武道独特の打・突・極があり、たとえその技が空手ではなくとも、空手ファンならば納得のタイトルだと思います。
惜しいのは、連載当時この漫画が月刊誌だった事。しかも10年以上の長期休載を挟んで再開するという事で、読者が待ちくたびれてしまいました。
現在は既に完結しているので、今ならば1巻から一気読みできますよ!
という事で、今週は空手をモチーフにした少年漫画のご紹介をしました。
みんなが知っている懐かしいものや、知られざるマイナーモノまであるかも知れませんが、最近は電子書籍としてスマホでも読めますので、気になるタイトルがあったら是非読んでみて下さい。
ちなみにこういうのを読むと、自分も稽古をしたくなる副作用がありますのでご注意を。
それではまた来週お会いしましょう!
押忍
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