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執筆者の写真尚志館管理人

親子空手のススメ

皆さん、こんにちは!管理人です。

今週、当HPへのアクセス数が10000を超えました。来月で開設から1年を迎えるこの時期に、多くの方々にご覧頂けた事に対し、まずはこの場をお借りして御礼申し上げます。

次の目標は尚志館20周年までの10万アクセスです!

それまで耄碌せずに頑張ってサイト運営に努めたいと思います。(笑)



さて、春のこの時期、進学などで生活環境が新しくなる方も多いと思います。

そんな中、新年度から1ヵ月経った事で新しい環境にも慣れてきて、そろそろ子供さんに何か習い事を・・・と考えているご父兄もいらっしゃるのではないでしょうか。


道場の見学なども増えるこの季節、今週はそんなご父兄の皆様に向けた勧誘記事です。

 

子供向けのお稽古事と一口に言っても、珠算や書道などお勉強系から、水泳や少年野球などのスポーツ系に至るまでその種類は様々です。更にサッカーやテニスのように有名選手の活躍などで一気に流行するものもあるので、子供がやりたい事と親としてやらせたい事の狭間で迷ってしまうのではないかと思います。


今回は、空手道場のブログなので当たり前と言えばそれまでですが、管理人の主観と申し訳程度客観性を持って、出来るだけフェアに空手を皆様にお勧めしてみようと思います。

しかもお子様だけではなく、お父様、お母様もご一緒に学ばれる『親子空手』です。

来年開催の東京オリンピックの正式種目にも決定し、世間からも注目されていますが、決してそんな流行り廃りではなく、如何なる時代に於いても変わらない日本人のアイデンティティとして、空手の良さが伝わり、読み終わった後に

『そうだ、空手やろう!』

となって頂けると嬉しいです。(笑)




① 空手『道』を学べる

まず、皆さんはお稽古事に何を期待されますか?

当然水泳なら泳げること、お習字なら綺麗な字が書けるようになる事を望むと思います。それは空手でも同じだと思いますが、空手で学ぶのは単なる技だけではなく、武道としての心技体の全てです。

日本空手協会の空手は武道です。武道とスポーツの違いについては、既に触れているので割愛しますが、ただ昇級をして黒帯を締める、試合に勝つという事を目的として稽古をするのではなく、指導してくれる先生や一緒に稽古をしてくれる仲間に感謝をし、恐怖心や辛さの中、己と向き合って道を拓いていく事が武道として共通の理念です。


空手協会の道場訓にもある

  • 人格完成に努むること

  • 誠の道を守ること

  • 努力の精神を養う事

  • 礼儀を重んずること

  • 血気の勇を戒むること

を第一に、ただ拳の強さを競うのではなく、子供大人を問わず、人がコミュニティの中で生きていく為に必要なものを身に付ける事こそが、空手道をお稽古事として見たときの一番のポイントではないかと思っています。


他人の話を聞く姿勢、周囲に己の強さをひけらかすのではなく、強きから弱きを守ってあげる優しさ、楽しい事ばかりではなく辛い時間を乗り越える忍耐、いずれをとっても子供にとっては、将来に渡って活きるスキルだと思います。



② 集団行動を学べる

空手の試合は基本的に個人競技ですが、団体競技に求められる協調性やチームワークが皆無という事ではありません。それは団体戦における形の一体感や、組手の連帯感だけに留まらず、普段の稽古に於いても垣間見ることができます。


空手の稽古は、各々が好き勝手に自分の長所を伸ばしたり、短所を潰す稽古する訳ではなく、指導員の号令に従い、全員が一斉に一糸乱れず同じ動作を行います。

体力的にキツイ方が一時的に稽古を離脱することもありますが、列に加わっている限りは皆が同じことを同じペースで行うのが、空手の稽古です。

しかもこれを大人から子供までが等しく行い、誰かが手を抜けば、個人の責任論ではなく、連帯責任で全員がやり直しをさせられる事もあります。


また、稽古後には帯色や年齢を問わず、全員で道場の雑巾掛けを行い、上下関係なく自分がお世話になったものに感謝を捧げる『道』の教えを実践します。


こうして日頃から集団行動を身に付け、武道における和の精神を習得していきます。



③ 親子で共通体験を持つことができる

ここまでは、お子さんに空手を習わせることを中心にした空手道の良さをアピールしてきましたが、ここではタイトル回収に向けて親子で空手のメリットを挙げていこうと思います。


習い事をする中で、時には壁にぶち当たって思ったような成果が出ないこともあります。

そんな時、伸び悩む子供と論争になって

『お父さん/お母さんはやったことも無い癖に!!』

と身も蓋もない反論をされて言葉に窮してしまったり、更に親子ゲンカがヒートアップ・・・なんていう事はありませんか?


親からすれば、親は親、子供は子供、自分の習い事なんだからこっちは関係ないと思ってみても、子供からすると横から口を出されて煩わしいと思う事もしばしば。


そんな時、親御さんもご一緒に空手をやられては如何でしょうか?


勿論ご自身が空手を身に付けられるというのもありますが、子供が躓いた箇所に対する気付きを得られたり、共に乗り切ることで、言葉ではなく背中で語ってみせる姿勢を見せてあげることができると思うのです。


親が先に始めて道を示すもよし、後から追いかけてプレッシャーをかけるもよし、はたまた一緒に歩んで競争するもよし。空手を始めるのに早い遅いはありません。


また、試合での応援にも身が入る事間違いなしです。

試合会場でも、ご父兄の方々が大声で声援を送っているのを見かけますが、我が子の為に具体的なアドバイスをしてあげたくても、良く分からず『いけー!』『がんばれー!』とありきたりの応援に終始してしまったり・・・という事はありませんか?


ですが、そんな悩みもご自身が経験すればスッパリ解決。

経験者目線でのアドバイスや応援で、お子様のモチベーションアップにも一役買えるかも?


因みに管理人家における親子空手の最大のメリットは、

"子供たちが私に逆らわなくなった!(爆)"

です。

とは言え、きっとこれが続くのも "私の体力>子供の体力" の時期だけ。

あと数年もしたら、父親の威厳も地に堕ちているかも知れませんね・・・。

それくらい子供たちが空手道を極めてくれるなら、それはそれで嬉しい事ですが。


こちらの写真は、昨日の稽古のものです。

後ろにいる大人達の大半はお子さんとご一緒に稽古されており、既にお子さんが引退してしまった方を除いても、昨日だけでも16組の方が親子で稽古に臨まれています。

体験期間は道着でなくてもOK!

道場によっては、帯色だけでなく少年部と一般部で稽古時間を分けるところも少なくないですが、尚志館では帯色が同じならば、大人も子供も一緒に稽古を行います。

なので、自分の稽古時間に子供を待たせておくのが可哀そう・・・といった悩みも少なく、貴重な週末の時間の有効活用も出来るかと思います。


何よりも親と子が同じ場所で同じ目標に向かって努力するというのは、楽しいものです。


今年の尚志館杯からは親子形の種目も追加されましたので、まずはボランティア空手で形だけでも覚えて、是非お子様と一緒に試合に出てみませんか?

この時期は入門者も増えるので、同じ時期に始めた同期として稽古や審査に臨むと、切磋琢磨する相手ができ、仲間意識も芽生えるのではないかと思います。


道場生一同、新しい仲間を心からお待ちしておりますので、見学や体験のお問い合わせはお問い合わせフォームよりお願い致します。




という事で、今週は宣伝に終始しましたが、来週は春の昇段審査です。

私自身も受験の予定なので、取材に身が入らないかもしれませんが、黒帯を目指す子供たちの奮闘振りを出来る限りお届けしたいと思います!



そして審査のもう一つの見どころ。茶鬼たちはついに黒鬼へと最終進化してしまうのか・・・?彼らが魅せる最後の伝説に乞うご期待!

(最後なので目一杯ハードルを上げてみます。頼みましたよ!!)


それではまた来週お会いしましょう!!

押忍

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