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出来ることを敢えてする

皆さん、こんにちは!管理人です。

県大会のエントリーも終わり、新しい年も徐々に動き始めています。

来週は昇級審査も控え、帯色に関係なく新たな目標に向けて皆さんもいよいよ始動し始めたのではないでしょうか。


という事で、今週は審査直前の稽古の様子をお届けしたいと思います。

まずはいつも通りボランティア教室から。

この日はゲストが多数いらっしゃったこともあってか、審査内容よりも突きや受けの基本的な動き方が中心です。

今さら・・・の内容ではありますが、拳の握り方や技のコースなど、当たり前だけど改めてやってみると意外と疎かになりがちな内容なので、基本の大事さに気付いてもらえたのかな・・・?


そして稽古は進み色帯稽古へ。

ここでは審査内容を中心に各級位を順番におさらいしていきました。

普段は、自分が審査を受ける形や基本稽古に絞って稽古する機会は少ないので、段取りを覚えることも大事ですが、形にせよ組手にせよ、段取りばかりに気持ちが行ってしまって、技が疎かにならないようにしたいですね。


最後は茶黒帯の稽古。

このクラスになると、茶帯を含めて昇級審査の対象では無い人も増えてきますが、受験者以外の人たちも、春の県大会や昇段審査へ向けて、気を抜かず一つ一つの基本的な動作をしっかり確認しました。


とまぁ稽古自体は審査前だからと言って特別な事がある訳ではありませんが、この辺りでタイトル回収を。



このように各クラスに分かれて稽古は行われますが、それでも同じクラスに複数の帯色が居るという事は、稽古時間の大半は自分が受験する級以外の審査内容をおさらいする事になります。

そんな時でも、慣れた内容に飽きてしまったり、気を抜いて稽古してる人はいませんよね?

「この内容はもうやったし・・・」と思ってしまいがちですが、合格したとはいえ、その内容はもう完璧に出来るようになっていますか?

確かに審査はテストではありますが、その瞬間だけ出来れば良いというものではなく、日頃の稽古の成果を見て頂く場です。

管理人もそうですが、形など試合や審査前など必要な時は重点的にやっていたことも、その後に疎かにしてしまうと、いざやろうと思った時に『あれ?』と思う事も少なくありません。秋の関八州が近くなると、中年層の一般部が平安四段や鉄騎初段を稽古する姿が休憩時間に見られますが、そんな時に細かい挙動に不安を覚える事があるのと同じだと思います。黒帯に限らず各帯色は下の帯色のお手本にならなければいけないので、自分自身の稽古もさることながら、隣や前後にいる人にとって自分が良き手本になれているかどうか、しっかりと確認をする必要があると思っています。

これは稽古前に整列をする時、先生方が並び順を指定しますが、これも適当に並べている訳ではなく、背丈や帯色を考慮して並べている事からも伺えます。


写真を撮りながら時々感じますが、先に書いたような拳の握り方や技のコース以外にも、蹴りの時に足裏で蹴っていたり、引き足が取れていない人が帯色を問わずいます。

かくいう管理人自身もセルフチェックしてみると、結構甘い所があるな・・・と気付くことがあります。慣れた稽古こそ適当にこなすのではなく、気を付けなくても自然と出来るようになるまで、身体に染み込ませるつもりで稽古に取り組みたいですね。


同じような事は前回の審査前の記事特派員のヒデさんの記事でも書かれているので、またかよ・・・という人がいるかもしれませんが、これが管理人が空手をやってきて素直に感じた事です。新しい形を覚えるのは楽しいですし、組手はこれぞ空手という感じがすると思います。ですが、いずれの土台にあるのも基本です。


道場内の一般部にはご存知の方も多いですが、管理人は大学時代に組手の試合中、相手の回し蹴りを男性の急所に食らってしまい、大事なものが1.5個しかありません。

上級者の方からすれば、「そもそも何で回し蹴りが金的に入るんだよ?」と思うかも知れませんが、理由は簡単で白帯同士での試合だったため、お互いに稽古が不足しており、回し蹴りの搔い込みが甘く、蹴りが横からではなく下から出てしまったのです。

どんな技であれ、試合である以上受けられない私が悪いですし、その後無事に2人の子供達をもうけられたので、今では当時の出来事も笑い話になっていますが、このエピソードは自身が改めて空手を始めるにあたり、基本を大事にしようと思う根底にある出来事です。


そう思いつつも毎年骨折しているのはネタ以外の何物でもないですが、くれぐれも皆さんは、管理人のように稽古や試合で無用な怪我をしたり、逆に相手に対してさせない為にも、是非真面目に取り組む事と、基本を大事にする事について意識を持ってくれたらな・・・と思う次第です。



先日の水曜日のダウンタウンという番組で、ミスター押忍の熟練者大会の模様を放映していましたが、スタジオからは『寸止めなのに思いっきり殴ってるじゃないか!』というコメントもありましたね。確かに年齢のせいかガッツリ当たっているシーンもありますが、日頃から間合いや極めを意識し、受けも疎かにせずに稽古をしていれば、決して協会ルールが危ないという事は無いと思っています。

ですが、イベントの前だけ集中して稽古して普段の稽古を疎かにしていたり、稽古中に歯を見せて笑っていたりすると、いずれ管理人のような大きな怪我をしないとも限りませんよ。


安全である事を大前提に、どんな場でも稽古の成果が発揮できるよう、日頃の稽古、特に基本稽古を疎かにせず取り組んでくれると嬉しいです。


という事で、是非来週の審査では、『日頃の成果』を遺憾なく発揮し、良い成果を残せることを期待しています。頑張って下さい!!

『ローマは一日にして成らず』『石の上にも三年』ですよ!

(意味の分からない子はお父さん、お母さんに聞きましょう)


さて、来週は当然ですが、昇級審査の模様をお届け予定です。

寒い中で体が動きにくいとは思いますが、怪我の無いように頑張りましょう!


それではまた来週お会いしましょう!!


押忍


 

【雑談】

今年は2020年、オリンピックイヤーですね。最近ではTV等のメディアでも空手を取り上げる機会も増えましたが、こんなのを皆さんご存知ですか。


リンク先はキッコーマンさんのWebサイトです


あくまで空手を知らない人向けの紹介サイトなので、ここに来るような方々にとっては目新しい情報は無いかもしれませんが、形編で清水選手と一緒にスーパーリンペイを演武する"やきにくま"がユーモラスです。黒子2人が必死で操作する姿は必見。

しかもそれなりにまともに再現しているところがイイです。


尚、空手初心者と書いてあるのになぜか黒帯を締めている点は突っ込んではいけません。

まぁ、スーパーリンペイが打てる初心者はいないでしょうから、自称なのでしょう。(笑)


もしも知り合いにオリンピックに向けてにわか空手ファンになりたい方が居たら、是非紹介してあげて下さい。


さて、こんなのを見たら肉が食べたくなってきますね。

今晩は妻にお肉をリクエストしようと思います。( ^q^ )

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